あなたはジブラルタルという国をご存知でしょうか?
「ジブラルタルって、名前は聞いたことあるけど、なにかわかってないなー。」
「行ってみたいけど、なにがあるの?そもそも、どこにあるの?」
そんな旅をするあなたの疑問にお答えいたします。
是非ジブラルタルのことを知って、旅をする活力に変えていきましょう!
ジブラルタルについて
ジブラルタルとは、スペインの領土内にあるイギリス領の未承認国家のことです。
どこにあるのか、どうやって行くのか、ジブラルタルについて見ていきましょう。
ジブラルタルとは
ジブラルタルは、スペインの国土の中にあるイギリスの領土です。
イベリア半島の先端に位置し、国土としては6.5k㎡と非常にコンパクトで、人口は3万人程となっております。
その位置的関係により、古くから要塞として機能してきた歴史があります。
今では観光地として拓けている部分も多く、近くに来た際の観光スポットとして世界的に有名な場所でもあります。
ジブラルタルへのアクセス
ジブラルタルへのアクセスは、スペインの近郊の街であるアルヘシラスからバスで向かうのが一般的です。
アルヘシラスはモロッコ往復のフェリーが出ている港町となっており、比較的旅行者が立ち寄りやすい街です。
それほど大きい街ではないので、バスターミナルも簡単に見つけることができるでしょう。
アルヘシラス⇄ジブラルタル間は、片道2€(約250円:2017年)程で所要時間1時間ぐらいで、バス一本に乗れば到着します。
1日に何本かバスが出ているため、朝アルヘシラスを出発して、1日遠足気分でゆっくりジブラルタルを観光し、夜にアルヘシラスに帰ってくることが可能です。
ジブラルタル自体はさほど大きい訳ではないので、観光するのも1日あれば充分楽しめます。
宿ももちろんあるので、興味がある人はジブラルタルに宿泊して過ごしてみるのもいいかとは思います。(個人的には泊まらなくても日帰りで充分楽しめるとは思います。)
またジブラルタルはイギリス領土となるため、イギリス本土から数千円で航空券が買えたりします。
他の国からジブラルタルに飛ぼうとすると格段に高いですが、領土内(つまり、国内とも言える)であれば安い訳ですね。
ジブラルタルへの入り方
スペインからジブラルタルに入国する際には、特にビザ等は必要ありません。
スペインからイギリス領土へのヨーロッパ圏内の話なので、これといったパスポートチェックもありません。
ただ、一応の荷物検査みたいなのはあります。建物に入って、X線に通すやつですね。
ちなみに、ジブラルタルから入国・出国の際には、欲しい人はパスポートにスタンプを押してもらうことができたりします。
注意点として、スタンプは自己申告制となっており、自分から審査官に申し出無い限り、通常はスタンプの押印のやり取りはありません。
せっかくジブラルタルに来たのだから、スタンプが記念にもらえるのは嬉しいものですよね。
ジブラルタルの通貨
ジブラルタルの通貨は、ジブラルタル・ポンドで、しっかりと独自通貨が存在しています。
イギリスのポンドと連動しており、貨幣価値としてのレートは同じです。
通常未承認国家は、隣国などの通貨を使用しているものですが、ジブラルタルは違います。
お国柄といいますか、お札にはエリザベス女王の肖像が入っています。
お札の柄一つとっても、イギリスとの関係性が見て取れますね。
ジブラルタルの言語
ジブラルタルの公用語は、英語です。
スペインにいながら、そこはもうイギリス、なんて世界があったりします。
基本的に街中では英語が通じますし、スペイン語もなんとなく通じますので、言語を用いてのコミュニケーションにおいて、特段困ることはないでしょう。
小さなイギリスといった感じ、と言えばイメージしやすいでしょうか。
ジブラルタルの見どころ
空港の滑走路
ジブラルタルの見どころや特徴の一つとしてあるのが、空港の滑走路です。
この滑走路、イミグレーションを通ったらすぐあるもので、ジブラルタルの国境を経て進んでいくのであれば、通常誰もが通ることになります。
つまり、公共道路の上に滑走路が横切っている形になる訳です!
そんな場所、世界の中でも非常に珍しいのではないでしょうか!
飛行機が着陸する場合は、滑走路上に設置されている遮断機が下ります。
電車の踏切のように、遮断器が下りている間は、飛行機が通過する合図です。
その瞬間はただ待つしか他になく、逆を言えばそこに居合わせた人は間近で飛行機の離着陸を眺めることが出来るのです。
一日の間のどの時間で遮断器が下りるかはわからないので、その時間に居合わせた人は逆にラッキーかもしれませんね。
街歩き
ジブラルタルの観光の楽しみ方は、気ままにぶらっと歩いてみることです。
特にこれといった代表的な観光スポットがあるわけではなく、街そのものが観光スポットとなっています。
中心と呼ばれる場所はありますが、そこには広場があって、カフェがあって、まるで西欧の感じがそこには存在しています。
気ままにぶらぶらと歩くだけでも、ジブラルタルの優しい雰囲気が楽しめて、心も軽やかになることでしょう。
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ジブラルタルロック(展望台)
ジブラルタルには、街のシンボルとしてそびえ立つ大きな岩山があります。
岩山の頂上は展望台として登ることができるようになっており、頂上からはジブラルタルの街をはじめ、海や遠くのイベリア半島の景色や眺めを楽しむことができます。
車やロープウェイ、徒歩の手段を用いて向かい、徒歩であれば坂道を歩いて登っていくことになりますが、登りきった先には美しいジブラルタルの街並を眼下に感じることができるのです。
展望台には、なぜだかわからないですが、猿が普通に生活していて、ジブラルタルと猿、なんて写真も撮れたりしちゃいます。
「ヘラクレスの柱」と呼ばれる代表的な記念碑も置かれていたりと、国としての重要な役割を持っていることを体感できる場所でもありますね。
さいごに
ジブラルタルについてのお話、いかがでしょうか?
我々日本人とはあまり直接馴染みのないジブラルタルではありますが、スペインに行った際には是非足を運んでみてください!
美しい街並みがあなたを待っていることでしょう!
ご愛読ありがとうございました!