はじめに
皆さんは旅の中でどれだけ世界遺産に行かれていますか?
興味ある人もない人も、場合によって「行く・行かない」は様々でしょう。
世界遺産自体も、素晴らしいものからちょっと微妙なものまで内容は様々です。
僕は世界遺産と聞けば、ひとまず足を運ぶようにしています。
すごそうならもちろん行きますし、どれだけしょぼそうでも一旦は行こうと試みます。
今回は、そんな世界遺産ハンターとでも言うべき僕が選ぶ「行ってよかった世界遺産ランキングTOP50」を紹介します。
50個を一気にお話しするのは長くなってしまうので、5回に分けて10個ずつお話させていただきます。

皆さんの旅の思い出の振り返りや今後の旅先の参考になれば幸いです。

行ってよかった世界遺産ランキング20位〜11位
今回はランキング20位〜11位を紹介します。
実際は50では収まらないぐらいの数の世界遺産を訪れています。
その中から自分の主観的な好みでランキングをつけています。
明確な審査基準はなく、自分の直感によるものなので、その辺りはご了承いただければ幸いです。
それでは、お楽しみくださいませ!
20位:アマルフィ海岸 (イタリア)

ここからイタリア3連続です!
実際その3つは甲乙つけがたいくらい魅力に溢れています。
その一角がアマルフィ海岸です!
青い空、青い海、断崖に作り出された家々が織りなす景観、もう「美しい。」それ一択の景色がそこにはあります。
しかしなぜこんな大変な場所に人々は住もうと思ったのでしょう。
毎度毎度美しい景色は、感動と共に大いなる疑問も与えてくれます。
19位:ヴェネツィアとその潟 (イタリア)

続きましては、世界的にも有名すぎる場所、ヴェネツィアです。
そこでは運河ありきの街並みが我々を迎えてくれます。
道路は会っても、車はいません。あるのは運河を通る船のみです。
世界に変わった街はたくさんありますが、ここまで水と共存している場所はヴェネツィア唯一ではないでしょうか。
運河と建物が織りなす景観は、なぜこうも美しく見えてしまうのでしょうか。
18位:フィレンツェ歴史地区 (イタリア)

芸術の街・フィレンツェ。
映画「冷静と情熱のあいだ」の舞台ともなった場所。
映画のフィナーレでも使われたドゥオーモの上からの景色は圧巻です。
個人的にはイタリアで一番好きな街です。
その情緒ある街並みはもちろん、街全体にどこか哀愁が漂っていて、心が持っていかれます。
きっと数多くの芸術家がこの街で必死に生き、これからも数多くのストーリーを描き続けるのでしょう。
17位:原爆ドーム (日本)

続いては日本に戻り、原爆ドームがランクインです。
やはり一日本人として絶対に忘れてはいけないのが、戦争のことであり、原爆のことです。
どれだけ時が移ろうとも、消してはいけない心、それを教えてくれる場所が広島にはあります。
素晴らしい景色があるわけでも、魅力的なストーリーがあるわけでもありませんが、我々日本人が背負っていかなければいかない想いを感じることができることでしょう。
残してくれている誰かがいるから、伝えてくれる誰かがいるから、我々は感じ考え動くことができるのです。
日本人である以上、一度は足を運びたい場所です。
16位:アンコール (カンボジア)

カンボジアの奥地にそびえるアンコール遺跡群。
社会の授業で習った場所に、自分の足で実際に出向き、自分の目で見て脳裏に焼き付けることの素晴らしさを教えてくれた場所です。
初めて目にしたインパクトは大きく自身の心に残っています。
”授業でテスト勉強のために覚えていた場所だけど、本当にあったんだー!” と思わせてくれた大切な景色です。
15位:ペトラ (ヨルダン)

世界中に遺跡はありますが、その中でも”これは芸術すぎる” と感動を覚えさせてくれたのがヨルダンにあるペトラ遺跡です。
写真を見てもわかるとおり、この神殿部分は岩をくり抜いて掘られ造られております。
その作業の綿密さや大変さを想像したら、もはや頭が下がる思いすら感じます。
建物の壊れかけのような遺跡とは全然違います。
見事すぎて終始見とれていました。
14位:メンフィスとその墓地遺跡 – ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯 (エジプト)

ピラミッドは、”誰もが一度は見たいと望むもの”の一つでしょう。
僕もそうでした。
特に世界の絶景とか知りませんでしたが、ピラミッドは昔から知っていました。
実際に目にしてみて思ったことは、
”ピラミッド自体に感動する”
というより、
”ピラミッドを今この目で見ている状況に感動する”
感じでした。
いつだって僕らはそうかもしれません。
本やネットで充分見てしまっている以上、現物を見ても、さほどの興奮はないかもしれません。
でも、
”今その場にいてその景色を見ていること”
”遠い日本からやってきて今目の前で佇んでいること”
を考えると、ひとりでに感動が押し寄せてくるのではないでしょうか。
13位:富士山ー信仰の対象と芸術の源泉 (日本)

日本人の心の拠り所、富士山の登場です。
日本人なら誰もが知っているその山、富士山を語らずして終わることはできません。
僕も山とか信仰とか芸術とかには全くもって疎いので詳しいことはわかりませんが、富士山が持つパワーは大きいです。
僕は何年か富士山の山小屋で働いていたので感じるのですが、大半の方々は富士山の登山そのものよりも「ご来光」を拝めることに焦点をおいている気がします。
確かに、日本で一番高い場所から望む朝陽は、まるで全てを照らしてくれるかの如く、光り輝きます。
「これが見たくて、大変な思いを乗り越えて登ってきたんだ」と皆に思わせれるぐらいの力があります。
こんなにも多くの人を惹き付けるパワーは「ご来光」以外にないかもしれません。
物事をうまく進めるパワーに満ちあふれているのでしょう。
富士山のある国に生まれてよかった、としみじみ思っています。
12位:ケルン大聖堂 (ドイツ)

「威風堂々」
その言葉がこんなにも似合うのかと思うぐらい立派な出で立ちを見せるケルン大聖堂。
「見事!」と思いながら、何時間も色んな角度から眺めていたことを思い出します。
大聖堂は世界にいくつもありますし、もっと有名なものも他にあると思いますが、僕の中での「ケルン大聖堂」はずば抜けています。
ずっと心に残るくらいインパクトがありました。
このフォルムやロケーション、タイミングなどが、その当時の僕にピッタリだったのでしょう。
11位:ウルル=カタ・ジュタ国立公園 (オーストラリア)

オーストラリア大陸の真ん中にただただ佇む一枚岩、ウルル。
”地球のへそ” とも呼ばれています。
原住民アボリジニにとって「聖なる岩」であり、非常に神聖であり大切にされています。
ただの岩なのに、どうしてこうも美しいのでしょうか。
ここを”世界の中心”と呼びたくなるのもわかる気がします。
難しいことは考えすぎず、
「全てのものの音に耳を傾けること」
アボリジニのその言葉を胸に刻んでいこうと思います。
さいごに
「行ってよかった世界遺産ランキングTOP20位〜11位」いかがでしょうか。
皆さんの行ったことのある所や興味のある所、好きな所はあったでしょうか。
5回に渡ってランキングを紹介していくので、次回以降も楽しみにしていただけたら幸いです。
皆さんのこれからの旅路が愉快で素敵なものであることを願っています。
ご愛読ありがとうございました!



