世界一周の始め方

【異世界】マダガスカルの楽しみ方まとめ!バオバブ街道、ツィンギー、シファカに会いに行こう!




「マダガスカル」

そう呼ばれる国のことを、あなたはどれほど知っているでしょうか?

マダガスカルは、国自体が放つ魅力もさることながら、非常に旅をする楽しさにも溢れた国です!

前回マダガスカルの魅力についてお話しさせていただきましたので、今回はそのマダガスカルの楽しみ方を紹介いたします。

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見に行きたい場所はあっても、「どのように行くのか」「なにが必要なのか」「なにがあるのか」等々、初見の人にはわからないものです。

今回は、マダガスカルの楽しみ方を、マダガスカルが大好きな僕が、実際に体験してきた経験を交えて説明いたします。

この記事を読めば、皆さんもきっとマダガスカルの虜となることでしょう!

マダガスカルの楽しみ方

早速、マダガスカルの楽しみ方についてお話させていただきます。

改めて言いますが、マダガスカルには楽しいことがいっぱいです。

是非五感でその楽しさを体感してください!

基本的にマダガスカルの楽しみ方であるアクティビティは、全てクエスト型のものです。

クエスト型?、なにそれと思う方もいるかもしれないので説明させてください。

クエスト型とは、”特定の目的のために行われるものやクリアすべき課題” みたいなニュアンスで考えてもらえばわかりやすいかと思います。

つまり、「ガイドブック片手にそこに行けば絶景が見られる」みたいな、よく言われる観光とは少し違うということです。

マダガスカルを楽しむには、その都度立ちはだかる課題をクリアしていく必要があるのです!

ツアー一つとっても、なにか既存のパッケージがあってただ参加するってよりは、自分たちで交渉したりしてより最適なものを見つけていくって形がほとんどです。

その辺りの”決まってなさ加減”もマダガスカルらしさが出ていて面白いですよね!

それでは、マダガスカルの楽し方を順番に見ていきましょう!

バオバブ街道

まずはマダガスカルの代名詞とも言える、バオバブ街道からです!

マダガスカルに来てここを訪れない人はまずいないでしょう!

そのぐらいマダガスカルを象徴する場所でもあります!

バオバブ街道ツアー

概要:車をチャーターし、一日かけてバオバブ街道や動物保護区、愛し合うバオバブを巡る

内容

朝:夜明け前にホテル出発&バオバブ街道で朝焼け鑑賞

午前:キリンディー動物保護区などを堪能

午後:愛し合うバオバブなどを巡る

夕:バオバブ街道で夕焼け鑑賞

出発地点:ムルンダバ

料金:交渉制(相場:一人100,000〜200,000アリアリ(約3,500〜7,000円))

こちら内容や時間割りについては、ドライバーやツアーガイドに交渉して自分の好きなようにアレンジできます。

愛し合うバオバブ(バオバブの幹同士がトルネードしているバオバブ)も有名です。

お土産用の木彫りのバオバブもたくさん売っています。

途中小さめのバオバブがある場所なども寄ってくれます。

バオバブ街道を始めとし、バオバブを心ゆくまで堪能できる一日体験です。

マダガスカルに来たなら鉄板ではありますが、是非楽しんでみてください!

ツィタカクイケ

基本的にムルンべに公共交通期間はないので、車をチャーターする必要があります。

ムルンべではムルンダバほど観光客がいるわけではないので、ツアーのガイドもおらず、自分自身で車をチャーターしてくれる人を探すところから始まります。

ツィタカクイケツアー

概要:車をチャーターし、一日かけて世界一大きいバオバブを見にいく

内容

朝:ホテル出発

午前:べブーカ(もう一つの有名な巨大バオバブ)等の鑑賞

午後:ツィタカクイケ鑑賞

夕:ホテル帰路

出発地点:ムルンべ

料金:交渉制(相場:車一台200,000アリアリ(約7,000円))

この圧倒的な巨大感、なんとも僕の小さいこと。

巨大すぎてバオバブ街道と同じ植物の種類とは到底思えない。笑

チャーターなので、好きなところに好きなように止まってくれます。

巨大なバオバブに出会うことで、また一つマダガスカルのポテンシャルにテンションも上がることでしょう。

※ムルンべからは、巨大バオバブ地帯とちびバオバブ群生地帯の両方にアクセスできますが、その2つは別方向なので、一日で周ることはできません。

ちびバオバブ群生地帯

ムルンべからはツィタカクイケとは別に、もう一つのアトラクションがあります。

それが、ちびバオバブ群生地帯を見にいくことです。

このちびバオバブ達も可愛さと不思議さが相まって、本当に面白い光景を見せてくれます。

ちびバオバブ群生地帯ツアー

概要:車をチャーターし、一日かけてちびバオバブ群生地帯を見にいく

内容

朝:ホテル出発

午前:ちびバオバブ群生地帯を堪能

午後:アンダバデュアカを散策

夜:アンダバデュアカ泊

翌日朝:帰路

出発地点:ムルンべ

料金:交渉制(相場:車一台200,000アリアリ(約7,000円))

楽しそうに踊っているかのように見えるちびバオバブたち。

こんな素敵で愉快な景色は、地球広しといえど、マダガスカルでしか見ることはできないことでしょう。

※ムルンべからは、先述の巨大バオバブ地帯と今回のちびバオバブ群生地帯の両方にアクセスできますが、その2つは別方向なので、一日で周ることはできません。

ノシ・イランジャ

ノシ・ベからボートに乗って離島に行くツアーの一つです。

他の島に行くツアーもありますが、ノシ・イランジャが一番人気なように思います。

ノシ・イランジャツアー

概要:ボートに乗り、ノシ・イランジャにて過ごす

内容

朝:ホテル出発&ノシ・イランジャへ向け出発

午前:ノシ・イランジャ観光

午後:昼食

夕:帰路

出発地点:ノシ・べ

料金:交渉制(相場:一人70,000〜100,000アリアリ(約2,100〜3,500円))

ノシ・ベのビーチからボートに乗って、目指すはノシ・イランジャへ。

ノシ・イランジャに着いてからは自由時間で、数時間過ごします。

昼食もついております。

バオバブが有名な島国マダガスカルですが、やはり海も抜群に綺麗。

その綺麗さに癒やされてみるのもいいのではないでしょうか。

レッドツィンギー

マダガスカル最北の町・アンチィラナナから車をチャーターして向かいます。

ツィンギーとは、とんがった奇形の不思議な岩の乱立する地帯です。

どうしてそんなものができあがったのかは謎ですが、それもマダガスカルの地形や地層や風土がそうさせるのでしょう。

レッドツィンギーツアー

概要:車をチャーターし、一日レッドツィンギーを見にいく

内容

朝:ホテル出発

終日:ツインギー散策

夜:ホテル着

出発地点:ディエゴ・スアレス

料金:交渉制(相場:車一台150,000アリアリ(約5,200円))

地球が何万年とかけて創り上げてきたもの、岩であろうとも美しく見えてくるものです!

ツインギー一つも、世界に2つとない貴重なものなので、足を運んでみたいものですね!

ナハプーナ保護区

マダガスカルに来たなら、バオバブだけでなく、横っ飛びの猿も見に行きましょう!

ナハプーナ保護区自体は安くほぼ貸し切り状態で楽しむことができます。

なぜなら、まずその保護区まで行くのに手間がかかるゆえ、観光客が少ないからに他なりません。

ナハプーナ保護区に行くには、まずフォールドファンというマダガスカル南部の町に行く必要があるのですが、それがなんせ大変です。

ただ、その大変さをクリアしてしまえば、たくさんの可愛いマダガスカルの猿たちに会える楽園のような場所に行くことができます。

ナハプーナ保護区探索

概要:タクシーでナハプーナ保護区へ行き、自分たちで敷地内にテントを張り、散策する

内容

朝:ホテル出発

午前:ナハプーナ保護区着&保護区探索

午後:引き続き、保護区散策

夜:引き続き、保護区散策

翌日朝:帰路

出発地点:フォールドファン

料金

ナハプーナ保護区入場用:22,000アリアリ(約770円)

ナハプーナ保護区宿泊料:10,000アリアリ(約350円)

保護区内は、野生の猿がたくさん生息しています。

バナナを持っていると、みんな寄ってきます。

柵もなにもないため、本当に野生の猿たちと戯れたり自然とできてしまうのです。

こんな場所は他にはありません。

僕もナハプーナ保護区でベローシファカを見るためだけに長い時間をかけて移動したものです。

最強のタクシーブルース体験

タクシーブルースの最強版と称したいのが、トゥリアーラからフォールドファンを繋ぐ路線を運行している大型のトラックサイズのタクシーブルース。

マダガスカルでは全ての移動する乗り物=タクシーブルースです。

もう普通に大きいトラックであって、もはやタクシーブルースの規格ではないような気もします。

乗り方としてはシンプルで、バスをイメージしてもらえばいいかと思いますが、トラックの荷台に木の板一枚の座席がある形です。

一列10人ほど座れる座席が前から後ろに等間隔で10列程並んでいます。

ざっくり100人ぐらい乗れる計算ですね。

ちなみに通路みたいなものはありません。

荷台後方の入り口から乗るのであれば、一回一回座席を跨いで目当ての席まで進んでいくことになります。

そして天井もそんなに高くありません。背の高い人だったらかがまないとぶつかります。

つまり、極度の圧迫感や密閉感プラス長時間移動プラス舗装されていない悪路の全てが揃った最強の乗り物なのです。

僕が世界を周ってきた中でもこれほどの乗り物は、マダガスカルでしか出会ったことはありません。

バニラチョコ巡り

マダガスカルと言えば、バニラの有名な産地です。

それゆえに首都のアンタナナリボには、スウィーツ屋さんがたくさんあります。

美味しいバニラ味のチョコやケーキが、比較的安価に味わうことができます。

他国で買うと何百円とするようなバニラチョコが現地で買えば100円ちょっとで買えたりします。

なんともお得ですよね!

これは買わない手はないでしょう!

バニラ一つも、着目して食べ歩いたりしてみると楽しいものです!

せっかくのマダガスカル、食いだおれて過ごしてみるのも、それはそれでいいのではないでしょうか!

マダガスカル旅行におすすめのシーズン

マダガスカルを旅行する上で事前に考えておきたいのが、時期です!

時期は、マダガスカルを旅する上での最重要事項と言っても過言ではないかもしれません。

それでは、なにゆえに時期が大切なのか見ていきましょう!

雨季と乾季

ひとまずマダガスカル旅行におすすめするのは、もちろん乾季です!

マダガスカルには大きく分けて、雨季と乾季があります。

月で言うと、一年のうち5月〜10月が乾季とされ、11月から4月が雨季とされています。

その季節の流れに伴い、道路状況や移動状況も雨季と乾季で大幅に左右されます。

マダガスカルの道路事情は全くもって良いとは言えず、国土の大半は未舗装か舗装に難有りの道ばかりです。

アスファルトがあってスイスイ楽ちんみたいな移動はほぼできません。

その道路に雨が振り続ければどうなるでしょうか、想像しただけでも悲鳴ものです。

路面は雨水でぐちゃぐちゃになったり、水たまりだらけになり、とてもではないですが簡単には車は進めません。

通常乾季だったら移動に12時間で済むところが、雨季だとその倍の24時間かそれ以上かかることもザラらしいです。

そのため、マダガスカル旅行に適しているのはやっぱり乾季と言えるでしょう。

天気も良く、比較的移動もスムーズにでき、気持ちも萎えることなく楽しめることでしょう。

マダガスカルを旅するのであれば、その時期選びも非常に大切な指針になってくるのです。

バオバブは雨季も魅力

雨季の良さ、それはバオバブの枝に葉っぱがつくことです。

葉っぱを身に纏うことで活き活きとした姿になり、バオバブの美しさにより磨きがかかります。

それが乾季だと、葉っぱがなく木の枝のみです。

つまり、葉っぱがあるかないか、あとは水たまりに反射するバオバブを写真に収めれるか、などの違いです。

簡潔に言えばそれだけの話かもしれませんが、やはり植物である以上、緑を纏った姿は非常に魅力的です。

葉っぱを身に纏うスタイルのバオバブも一見の価値はあるのではと思います。

僕がマダガスカルに訪れたのは9月で乾季も終わりかけの時期でした。

そのときのバオバブは全く葉っぱもない状態で、綺麗ではもちろんあるものの”葉っぱがついたものも見たい”と思ったものです。

葉っぱのついたバオバブは雨季特有のものなので、バオバブに重きを置いている方は雨季を目掛けて行くのも一つの手かもしれません。

移動は確実に大変だとは思いますが、緑いっぱいのバオバブたちが迎えてくれるでしょう!

マダガスカルを楽しむコツ

マダガスカルを楽しむコツは、

なにがあっても、

”ここはマダガスカルだしなー!”

ぐらいの気持ちを持って物事に接することです。

異国の地であり、独自の発展を遂げているマダガスカルの文化は理解できないことも多いです。

日本も海外から見たら同じように見られているかもしれません。

世界の中でも確実にぶっ飛んでいるマダガスカルの良さをあなたもきっと感じることでしょう!

さいごに

マダガスカルでの楽しみ方のまとめ、いかがでしょうか?

オリジナルかつバラエティに富んだ内容のアクティビティばかりではないでしょうか?

マダガスカルでの楽しみ方まとめ
・バオバブ街道
・ツィタカクイケ
・ちびバオバブ群生地帯
・ノシ・イランジャ
・レッドツィンギー
・ナハプーナ保護区
・最強のタクシーブルース体験
・バニラチョコ巡り

マダガスカルほどオリジナリティに溢れ、魅力的な個性を発揮している国はそうそうありません。

ご自身でその地に降り立ち、その魅力や面白さを是非肌で感じてみてほしいと思います。

きっとあなたもマダガスカルに恋をすることでしょう。

皆さんのこれからの旅先にマダガスカルが追加されることを願っています。

ご愛読ありがとうございました!