あなたは旅立つ前、その国にどのようなイメージを持っているでしょうか?
どの国も行く前のイメージと言った後のイメージのギャップがあるのではないでしょうか?
「あの国って実際どうなんだろう?あまり馴染みがないけど気になるな!」
そんな疑問を持つあなたに、僕が旅をしてきた中で出会ったギャップの大きかった国を紹介いたします。
これを読んで、「世界はギャップに満ちている」と実感していただけたら幸いです!
ギャップの大きかった国ランキング
ギャップ、それはどんな国にも多かれ少なかれ存在します。
日本であれ、他国の人から見れば、それは同じように存在することでしょう。
誰もが描くイメージと実際のものは違うことが世の常です。
実際になにがどうギャップとなっているのか、ランキング形式としまし!
1位から順に見ていきましょう!
1位:サウジアラビア
イメージ:厳格なイスラム教そのもの。
実際:宗教を大切にしながらも今をしっかりと楽しむ人々。
訪問時期:2020年1月
サウジアラビアのイメージ、皆さんはどのようにお持ちでしょうか?
僕の中のサウジアラビアのイメージは、写真などでも目にする「聖地:メッカ」にたくさんの人がいる図、そのものでした。
つまり、サウジアラビア=イスラム教の国、だと思っていました。
どこか”他を寄せ付けない”、そんなオーラも勝手に感じ取ったり、街にはイスラム教の人しかおらず、全ては宗教、そんな世界があるのだと思っていました。
みなさんもそんなイメージが少しはあるのではないでしょうか?
また、サウジアラビア自体、鎖国のような形でここ10年ぐらいは旅行者が訪れることもできなかったので、実際の部分は謎に包まれていました。
がしかし、実際に行ってみてわかる、その土地に生きる人のリアル。
彼らも一現代人として、当たり前に当たり前の娯楽を楽しんでいるのだと目にすることができたりもしました。
確かに厳格に宗教のことを大事にしている国のカルチャーはありますが、それと同時に今を楽しく生きる人々の姿を見ることができたのは、旅を続けていく醍醐味ともなり得るものと言っていいでしょう。
3位:スワジランド(現:エスワティニ)
イメージ:なんてことない小国。
実際:なんにせよ”王様”が前に出てくる、個性たっぷりの国。
訪問時期:2016年8月
スワジランドほど驚いた国は他にないかもしれません。
それほどまでに、なにもかもが他の国とは違いました。
この国のすごいところは、ナチュラルに王様が存在していること。
つまり、文字通り「スワジランド王国」という文化が現存しているのです。
王様が全てを支配し、王様を中心とした国の在り様が当たり前にある現実がそこにはあります。
お札、新聞、グッズ、など生活の至る所に王様の顔があったりします。
どれほどまでに王様が前に出てくる国なのだろうか?と不思議に思ったりもしました。
ただそれ以上に不思議なのは、王様が思ったよりも国民に嫌われてはいなく、むしろ好かれていたこと。
大抵これほどまでに好き放題していれば、王様のことを嫌いな人も現れそうですが、僕が出会った人はそうでもなく、この国のことを好いてもいるようでした。
確かに、民は別に王に虐げられているわけでもなく、自由に暮らせているので、王を特別嫌う理由もないのかもしれませんね!
現存する王様が支配する国、一度行ってみるのもいいのではないでしょうか?
2位:パキスタン
イメージ:厳格なイスラム教、どこか危険。
実際:メチャクチャに人が優しい。
訪問時期:2018年5月
パキスタンは一番ギャップの大きい国でした。
行く前は「危ない」イメージが先行していましたが、実際そんなことはなく、優しいお国柄だなーと感じました。
一体どこの誰がそんなイメージをつけたのでしょうか、外から入ってくる情報というのはなにが本当かわからないものです。
僕が妻とパキスタンを旅をしていたのは、「ラマダン」という断食の時期でした。
その期間は、宗教上の理由により、日中は食事をしてはいけない決まりになっています。
外を歩いても、誰もモノを口にするのを見ることはありません。
水一滴にしろ、飲んではいけないとなっております。
このラマダンは、旅行者にはそれほどの強制力はないものですが、その時期を選んで旅をしている以上、その土地の風習に身を委ねるのは当然のことです。
しかし、旅をする我らには日中の時間に断食はできても、水を飲まないのは辛く耐え難いものでした。
そんな中でも、パキスタンの方々は、「君たちはいいよ、水を飲みなよ!」と声をかけてくれたりしました。
相手のことを思いやってくれる、そんなパキンスタン人の優しさに触れたことを思い出します。
ただの一旅行者に過ぎない日本人の我々に優しくしてくれ、厳格なパキスタン人のイメージとは裏腹に、とても優しい心を持った人達なんだと感じさせてくれた出来事でした。
ただ、一つ言えるのは、パキスタン人の運転の荒さは世界一、そのことだけは揺るがないものかもしれません。
4位:モロッコ
イメージ:世界三大ウザい国のひとつ
実際:全然うざくない。むしろ優しい。
訪問時期:2017年1〜2月
世界三大ウザい国とされる、モロッコ。
その悪名のままに、心してかかったモロッコでしたが、ウザいなんてなんのその、全くうざいなんてことはありませんでした。
寄ってくる客引きもしつこいどころか物わかりのいい人が多く、しつこいなんてことは全くありません。
これはきっと、あまりにも多くの日本人が旅行に行き過ぎて、日本人に慣れているのだと思いました。
きっとモロッコ人も絶えず訪れる日本人の性格を見越して対応を変えていっているのでしょう。
誰彼構わず客引きしたり値段を吹っ掛けているわけではなく、日本人には日本人に適した対応方法を自ずとわきまえていくのだと思います。
そうでないと、結局日本人からお金をもらうこともできませんからね、彼らの順応力は素晴らしいと言えるでしょう。
モロッコは10ヶ所近くの都市を訪れましたが、総じて優しい人が多く、「世界三大ウザい国」なんてラインナップは過去のものだと感じました。
そしてなにより、旅がしやすいこと、この上ありません!
モロッコほど都市ごとにバラエティに富み、移動に事欠かない場所は他にないのではないでしょうか!
ルートもぐるっと周る形で周遊できるようになっており、モロッコを堪能するだけでも楽しい旅となり得ます。
砂漠に街に市場に海、迷宮や青い街、渓谷や遺跡など、なんでもござれです!
旅の行き先にお困りの方は、是非モロッコへ!
5位:メキシコ
イメージ:マフィア・殺人などの危険な雰囲気。
実際:ラテンの陽気な人々が歩いている。
訪問時期:2015年5〜6月
メキシコはどこか危険なイメージがついて回っているかと思いますが、実際は気を付ける所さえ気をつけていれば、楽しいメキシカンライフを送ることができます。
ラテンと言えば、メキシコ!
そう言い切ってもいいぐらい、彼らの感覚は愉快でノリのいいものがあります。
なんというか、意図的にテンションを上げているわけではなく、素でテンションが高い、と言いましょうか。
文字通り、人種が違う、と感じたものです!
さいごに
ギャップがあった国ランキング、いかがでしょうか?
世界は我々が勝手にイメージするには小さく、もっともっと可能性を秘めています。
実際の訪れて、自分の目で見ることで、その土地の今やリアルを知り、自分の世界の壁を取っ払っていきたいものですね!
皆さんのこれからの旅路が、驚きと感動に満ちたものであることを願っています!
ご愛読ありがとうございました!