はじめに
皆さんは南極のクルーズの内容や南極そのものの魅力をご存知でしょうか?
ご存知の方もいるかもしれませんが、南極は非常に魅力に満ち溢れた場所です。
今回の記事では、南極に行くにあたって必要な南極クルーズの日程の説明をし、南極の見どころそのものも解説いたします。
この記事を読んで、あなたも南極に詳しくなってみませんか?
南極クルーズの日程
ここでは、基本的な南極クルーズの日程を説明いたします。
南極クルーズにも色々と種類があり、日程や通るルートまで、クルーズによって様々です。
南極にひとまず行ってみたいと思う人は、一番オーソドックスなクルーズに参加するのがいいのではないでしょうか。
基本のクルーズ:Classic Antrarctica (10日間)
こちらは僕自身が参加した、一番基本的なタイプの南極クルーズです。
ウシュアイア発着のツアーで、10日間の行程で行われます。
内容としては、
ウシュアイアを出発し、南極半島・南シェットランド諸島を周遊し、ウシュアイアに帰ってくる
といったものになっており、南極へ旅行したい人にとって一番最適なプランであるとされています。
以下、クルーズの日程の概要です。
10日間クルーズ
プラン名:ClassicAntrarctica
1日目:ウシュアイア出発、顔合わせ
2〜3日目:南極へ、ドレーク海峡を南下
4〜7日目:南極探索(島上陸、本大陸上陸、基地など)
8〜9日目:帰路、ドレーク海峡を北上
10日目:ウシュアイア着、解散
10日間といっていますが、間の移動で片道2日、計4日取られるので、実質南極のエリアで過ごせるのは4日程度となります。
その滞在期間中も、変わりやすく荒れやすい南極の天候に合わせて、船長らが安全な道先を選ぶ進んでいきます。
そのため、一応の目安のルートはあるものの、「絶対にここに行く」といったプランは厳密には定まっていません。
南極旅行では、その都度、天候に合わせて柔軟に行き先が変更されていきます。
天候ばかりは巡り合わせなので、どうなるのかはそのときにならないとわからないものです。
例えどの島に降り立つことになっても、そこが南極であることに変わりはありません。
どんな場所でも存分に楽しむ心を持って、柔軟に対応していきましょう!
その他のクルーズ
南極クルーズには、上記の基本的なプラン以外にも、
・南極点まで帆を進めるクルーズ
や
・南極以外の島々(フォークランド諸島、南ジョージア諸島)を中心に周るクルーズ
などバラエティ豊かなクルーズが色々と揃っています!
自身の興味に合わせて、日程や金額等折り合い合わせながら、基本のクルーズ以外に申し込んでみるのも面白いかもしれませんね!
南極の見どころ
それでは、南極の見どころを紹介いたします!
ざっくりとした南極や南極クルーズのイメージを持っていただけたら幸いです!
南極大陸と言っても、そこにあるのは、なにも代わり映えのないような一日の地球のサイクルやただただ懸命に生きる野生動物たちの姿です。
南極には、シンプルに圧倒的な自然がただただ存在しており、我々人間たちにその雄大さを魅せてくれます!
自然と動物が共存する姿、どれだけ見ても同じものなど2つとしてなく、飽きることなく見続けることができるでしょう。
島巡り
南極探索の本分は、南極半島の島々を巡ることです!
島それぞれに特色があり、どの島へ行っても楽しいこと間違いありません。
基本は、ペンギンやアザラシを始めとした、動物たちの観測がメインになります。
簡単に言えば南極は、ペンギンたちの楽園です!
本当に呆れるくらいにペンギンが至る所にいます。
そのペンギンたちも一種類ではなく、アデリーペンギンを始めとし、何種類もの種が清掃くしています。
子ペンギンから親ペンギンまで、数mすぐの場所で見ることができます。
南極のルールとして、”南極の生物に触れてはいけない”といったものがあるので、こちらから触れることはできません。
ただ向こうから寄ってくるのは仕方ないので、近づいてきてくれたらラッキーですね!
ペンギンと同じように、アザラシもたくさんの種が存在しており、その可愛さを何度も目にすることができることでしょう。
途方も無い大きさの山や氷山巡り
南極は、大陸であり、そこには広大な地面や土、山があります。
海と氷だけが南極を作り上げているわけではありません。
そこにはれっきとした大地がどこまでも存在します。
南極の山や大地は、一つ一つが本当に大きいです。
存在感がとてつもなくあります。
海に漂っている氷山も同じです。
南極に来ると、氷山がそこら中にあるため、そこにあるのが当たり前に思えてきますが、やはり冷静に考えるとびっくりするぐらい大きすぎるぐらいの氷山が山程あります。
氷山も光に照らされるとそれはそれは綺麗な存在感を放ちます。
海峡巡り
天候や氷の状態によりますが、南極には美しい海峡が存在します。
南極半島で最も美しい海峡の一つが、ルメール海峡です。
僕の参加したクルーズでは、そのルメール海峡を夜明けと共に通過し、朝陽と迎えました。
そのときは快晴で海も静かで、途方もなく世界が綺麗な瞬間だったことを覚えています。
湾巡り
南極には、美しい湾が存在します。
その中のおすすめが、ネコハーバー(Neko Harbour)です!
360度、見渡す限り美しい南極の大地や山々があなたを待っています!
静かな水面に映る山の連なり、正に地球の創り上げた”美”がそこにはあります。
美しいこと、この上なしの景色です!
ただただ美しいとしか言いようがない景色に、僕はただただ感激してシャッターを切り続けていたのを覚えています。
基地巡り
南極には、それぞれの国が設置した基地があります。
そこに何名かの隊員が住み込み、日夜データ観測などの業務を行っているわけです。
南極に住んでいる人たちの生活の場所を垣間見れるのは、またとないチャンスです。
南極クルーズでは、乗船したフェリー会社の国に合わせて、各々の国の基地を訪問する工程が組み込まれています。
チリの会社ならチリの基地、アルゼンチンの会社ならアルゼンチンの基地、といったように別れていることでしょう。
僕が乗船した船は、チリの会社の運営するフェリーだったので、自ずと訪れる基地もチリの基地になっていました。
基地では、隊員の方たちが出迎えてくれ、基地内の様子を説明してくれます。
また南極に来た証がもらえたり、南極グッズを購入することもできるようになっています。
南極上陸証明書を$10(1,000円ほど)で買うことができ、記念に買う人が多かった印象です。
やっぱりみんな南極に来た証明は欲しいですよね!
クジラのジャンプ
こればっかりは運にもなりますが、クジラのジャンプは本当に心が踊ります。
やはり南極の目玉はクジラにあります。
運が良ければ、クルーズ中にクジラが目の前でジャンプしたりする瞬間を望むことができます。
ペンギンやアザラシもいいですが、やっぱり見たいのはクジラでしょう。
クルーズ中、背ビレを出して海面間近で泳ぐクジラの姿は、割と観測できます。
それでも充分感動できるのですが、誰しもが見たいのは全体像のクジラであり、ジャンプする場面だったりします。
クジラの背ビレが現れると、誰かが言い出し、”今か今か”とみんながカメラを構えます。
ジャンプの瞬間を目にできると、それはそれは興奮ものです。
僕もクルーズ中何度かクジラのジャンプを目にしましたが、テンションの上がり具合が半端じゃなかったです!
「これが見たかったんだ!」と声を荒げたくなるでしょう!
さいごに
「南極クルーズの日程と南極の見どころ」いかがでしょうか?
今回の記事が皆様の南極への旅行の手がかりに少しでも役立つことができたら、なによりでございます!
なかなか南極に行くのは難しいかもしれませんが、一生に一度は足を運んでみるのもいいのではないでしょうか。
皆さんのこれからの旅路が美しく素晴らしいものであることを願っています。
ご愛読ありがとうございました!