「物価が安い国」と聞いて、あなたはどこの国を思い浮かべますか?
旅をする人なら誰しも、自分が旅をするなら、自分が生活をするのだとしたら、といった観点で、世界一物価が安い国について知りたいのではないでしょうか。
「物価の安い国なら、アジアとか選べば安そうだけど、実際どうなんだろう?」
「旅するなら物価安い国に越したことはないけど、どこを選べばいいんだろう?」
そう思う人も多いかと思います。
今回は、100ヶ国程旅してきた僕が考える、海外旅行をするうえで物価が安い国をランキング形式で伝えるべく「物価安い国ランキング」として発表いたします。
この記事を読めば、世界一物価が安い国についても知ることができ、
「よし、この国に行こう!」と次の目的地を決めることもできるでしょう!
ぜひ、皆さんの次の目的地探しの参考にしてください!
物価の安い国ランキングTOP10
さて、物価の安い国に関して、ランキング形式で書いてみました。
モノの安さは、あくまで相対的なもので個人的なものでもあるので、参考程度に見ていただくのがいいかと思います。
そのうえで、少しでもこれからの旅先を選ぶ参考にしていただければなによりでございます。
それでは、順番に見ていきましょう。
1位:インド
やはり物価が安いのはインド、その1位は向こう何十年変わらないかもしれません。
なにもかもが、安くもあり高くもあるインド。
感覚としては、全てが安いとかってことではなく、上から下までなんでも存在するってところでしょうか。
そのうえで、安いものには際限がなく、たまにご飯や電車の料金など安すぎてびっくりしたりします。
庶民の食堂のご飯が50円ぐらいで食べれてしまいます。
簡単に言って、日本の10分の1の物価となりますね。
インドはインド、物価が安いなんて表現も大国インドの前ではなんの意味もない言葉かもしれませんね!
トータル | 金額 | |
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水 | 30円〜(水:500ml) | |
食事 | 100円〜(豆カレーセット) | |
食料品 | 30円〜(果物) | |
宿 | 120円〜(ドミトリー) | |
移動 | 20円〜(トゥクトゥク) | |
観光 | 1000円〜(タージ・マハル) |
2位:フィリピン
世界の中で、相対的に全ての物価が安いのはフィリピンです。
東南アジアと言えばどこも安いイメージがありますが、その中でも一番はフィリピンだと思います。
ご飯、宿、移動など、”物価”と言えるものは基本全て安いです。
ご飯は屋台飯みたいなものは数十円からありますし、宿は何百円台〜で探せますし、移動も地元民と同じであれば数十円〜と、どこをとっても安さやコスパを感じさせてくれるでしょう。
言葉も英語が第2言語と言われるように、フィリピン語学留学が有名なように、英語が通じるのも、旅するコスパとして有り難いものがあります。
トータル評価 | 金額 | |
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水 | 50円〜(水:500ml) | |
食事 | 100円〜(屋台飯) | |
食料品 | 40円〜(パン) | |
宿 | 170円〜(ドミトリー) | |
移動 | 20円〜(ジプニー) | |
観光 | 1000円〜(レンタルバイク1日) |
3位:キューバ
キューバの安さは、その国にある「二重通貨制度」にあります。
二重通貨制度とは、その名の通りに通貨が2つ存在しているということです。
簡単に言うと、地元民向けの「モネダ」と旅行客用の「クック(セウセとも)」と呼ばれます。
日本で言うなら、「円」とは別にもう一つ違う通貨があるみたいなものですね!
この2つの通貨、金額やレートが違うのが最大の特徴です。
また基本的には、旅行者はモネダを使うことができないようになっております。
それも社会主義国ならではの取り組みと言ったところでしょう。
クックは、1クック=US$1と同じ額で連動しており、1クックでだいたい110円ほどです。
旅行者はその金額を元に旅行をすることになるので、物価としては他のカリブ海諸国とそう変わりません。
それに対して1モネダは、1クックの25分の1の金額です。
つまり、全てのものの金額が1/25の金額で購入できたりしてしまうのです。
これはもう完全に価格崩壊です。
注意点としては、全ての場所や店でモネダが使えるわけではない、ということでしょうか。
相手も人であり商売をしている人です。
使える使えないは、人により店によります。
あくまで我々旅行者のベースは、
基本はクック、使える場所ではモネダ
と都度適応するスタンスでいることでしょう。
トータル評価 | 金額 | |
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水 | 80円〜(水:500ml) | |
食事 | 300円〜(食堂) | |
食料品 | 30円〜(パン) | |
宿 | 1000円〜(民泊) | |
移動 | 50円〜(カミオン) | |
観光 | 0円〜(費用なし) |
4位:ジョージア
ジョージアほど、旅人にとって「物価安いなあ」と思わしてくれる国はないかもしれません。
それほどまでに、旅人にとっての旅を楽しいものにしてくれます。
物価の安さの恩恵は、旅をする人にとってはやはり有り難いものです。
宿、食事、移動、なにもかもが水準に対して高いものを誇っているにも関わらず、大変安い金額で提供してくれます。
ジョージアは、その土地柄からアジアに分類される位置にありますが、街並みや文化は完全にヨーロッパです。
どうゆうことかというと、アジアとヨーロッパが様々な角度からミックスされており、街並みはヨーロッパなのにも関わらず、物価はアジアのような構図ができております。
その上で全てのクオリティはしっかりしているので、コスパが大変いい印象です。
また、ジョージアの自然は大変美しく、旅慣れたバックパッカーにも楽しい魅力を放ってくれていることでしょう。
トータル評価 | |
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水 | |
食事 | |
食料品 | |
宿 | |
移動 | |
観光 |
5位:エジプト
エジプトの物価の安さは、本当に全体的において言えます!
小腹が空いたときに食べれるファラフェルサンドイッチなどは、一つ15円程で購入できたり、国民食コシャリも50円ぐらいでしっかりとした量を食べることができ、食においてはまず安さを感じることでしょう。
また、気になる宿泊費についても、宿も安く、ドミトリータイプの部屋でいいのであれば、一泊150円〜宿泊することができます。
日本人ご用達の宿もしっかりとあるので、快適に過ごすことができますし、いくらドミトリーとはいえ100円台は、世界を見渡してもそうそうありません。
トータル評価 | |
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水 | |
食事 | |
食料品 | |
宿 | |
移動 | |
観光 |
6位:ウクライナ
ウクライナは、その辺の物価が安いと言われている東南アジアなどよりも想定的に安いかもしれません。
移動も食事も宿も、一通り安いです。
逆にヨーロッパなのにこれだけ安くて大丈夫なのかな、と思えるぐらいの物価の安さがそこにはあります。
何を買っても、「おっ、思ってたより安いな」と思うことでしょう。
旅行者にとっては有り難い物価の安さも、現地に住む人にとってはなかなかシビアな問題なのかもしれませんね。
トータル評価 | |
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水 | |
食事 | |
食料品 | |
宿 | |
移動 | |
観光 |
7位:ロシア
ロシアは、地理的にも世界区分的にもヨーロッパと言われる地域に属しながら、その物価の安さはびっくりするものがあります。
一番びっくりするのは、食費です。”外食”と言えばいいでしょうか。
ロシアで有名なピロシキなんかは、ボリュームもあり、しっかりと美味しいのですが、それが日本のコンビニのおにぎりぐらいの値段で変えてしまいます。
売っているものは”ヨーロッパ”なのに、値段は”アジア”みたいな驚きがあります!
そしてもう一つ嬉しいのが、宿泊費の安さです!
通常のヨーロッパであれば、ドミトリータイプの宿でも一泊平均2,000円ぐらいするものですが、ロシアだったらそれが500円〜の金額で泊まれてしまいます。
トータル評価 | |
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水 | |
食事 | |
食料品 | |
宿 | |
移動 | |
観光 |
8位:パキスタン
パキスタンはインドの隣に位置し、インドに負けず劣らず物価が安いです。
物価の安さでいうと、特筆すべきは食です。
金額に対して、なんせ量が多い。100〜200円ぐらいで、一人じゃ食べ切れない程の超山盛りのチャーハンが出てくるみたいな感じです。
その辺歩いていたら出ている露天商から数十円ぐらいで得体の分からない飲み物や食べ物を試してみるのも面白いと思います。
トータル評価 | |
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水 | |
食事 | |
食料品 | |
宿 | |
移動 | |
観光 |
9位:キルギスタン
キルギスタンは、中央アジアに属する国で、ビザも必要ないため、気軽に目的地の一つに選べるところにまず良さがあります。
物価としては、宿泊費、食費、交通費、どれも総じて安く、快適に過ごせることは間違いないでしょう。
未開の地とも言えるような中央アジアのエリア、その手始めに降り立つべき場所として最適と言えます!
トータル評価 | |
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水 | |
食事 | |
食料品 | |
宿 | |
移動 | |
観光 |
10位:ベトナム
ベトナムは、日本からほど近い場所に位置し、まずアクセスが用意です。
滞在費も全体に安く、食費をはじめ、物価の安さは旅人に安心感を与えるものと言えるでしょう。
また、日本と似たような北から南に長い国土の中、随所に観光地があり、比較的リーズナブルな金額で各地を周ることができます。
トータル評価 | 金額 | |
---|---|---|
水 | 50円〜(水:500ml) | |
食事 | 100円〜(バインミー) | |
食料品 | 50円〜(果物) | |
宿 | 400円〜(ドミトリー) | |
移動 | 2000円〜(ハノイ-ホーチミン:夜行列車) | |
観光 | 3000円〜(ハロン湾一日観光) |
「物価が安い」とは
物価が安いとは、一体どういうことを言うのでしょう?
文字通り、全ての物の価値が日本に比べて安い国、を指します。
それは一概に安いだけではなく、相対的に総合的に諸々のことを考えたときに出てくる言葉だと思っています。
単純に物価の安い国を下から並べるだけであれば、ただ安いだけの国を上げるだけでいいのですが、今回お話したいのは、旅をして感じる体感的な「総合的な物価の安さ」についてです。
“えっ、これはこんな安いの?”、”いや、どうゆう値段設定?笑” みたいなことも国によってあるように、旅人が国々で感じる所感はそれぞれです。
世界にはたくさんの国があり、物価一つとってもその国の特色があります。
それぞれの国の安さの特徴を知って、旅の進路に活かしていきましょう!
「物価が安い」の条件
物価について語るのであれば、「物価が安い」の条件について、定義して話していかなければいけません。
人によって定義は違うかとは思いますが、平たく言えば「日本人の感覚からして、この料金は安いと感じるかどうか」の部分が関与してくるのではないかと存じます。
つまり、ひどく主観的で相対的なものであるとも言えるので、皆さんにも納得いただくためには、数値や指標を用いてお話することが大事だと考えております。
ここでは、僕の中の「物価が安い」の条件を挙げさせていただきました。
条件
・水の値段
・食事の値段
・食料品の値段
・宿の値段
・移動の値段
・観光の値段
以上が、旅をするうえでの物価を考える指標になるかと思います。
上記の点を踏まえ、相対的に考えた末に浮かんできた国々について紹介させていただきました。
きっとあなたにも、それぞれの指標に思い当たるフシがあったりするのではないでしょうか。
今回のランキングを踏まえ、次にあなたが行きたい国も決まってきたことと思います。
旅をするうえで、物価を把握しておくことは大きなアドバンテージです。楽しい旅になるよう、この記事の内容を活かしてください!
さいごに
「物価の安い国ランキングTOP10」いかがでしょうか?
「物価の安い国ランキングTOP10」
①インド
②フィリピン
③キューバ
④ジョージア
⑤エジプト
⑥ウクライナ
⑦ロシア
⑧パキスタン
⑨キルギスタン
⑩ベトナム
実際、旅の良さは物価だけでは決まりません。
得てして、物価の安い国に長く滞在しがちになってしまいますが、それだけでは旅は続きません。
物価が安いのも一つの目安として考えていただければと思います。
物価と言えば、海外のことを一番に考えると思いますが、海外旅行同様に、日本国内の旅行もおすすめです!
この機会に、国内旅行もいかがでしょうか?
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旅の大事な部分を安さだけにせず、各々が行きたいところに行ける世界がまた訪れるといいですね!
ご愛読ありがとうございました!