世界を旅しようと考える中で、英語が話せないと不安に感じる方もいるかと思います。
そう思う方に伝えたいことは、一つ。
「英語は上手に話せなくていい」
です!
実際に私が「英語が全くと言っていいほどわからない」中で旅をした経験からいうと、
“英語ができなくても必要に応じて勉強して話せるようになるから、なにも問題ない!”
これにつきます!!!
本当になんとかなります。
人間、これじゃまずいなと思ったら、必死に勉強するもので、
やばかったら勉強するものです。
なぜなら、そのままの自分ではなにもできないから、ですね。
日本語しか話さない人の言葉は誰も聞いてくれないから、英語(もしくはその国の共通語)を話せるようになろうと、意識も変わっていくことでしょう。
世界一周に必要な英語のレベル
旅をする中で必要な英語のレベルはどのくらいかというと、
ずばり、
基本的な挨拶や数字がわかる程度
であれば全然大丈夫です。
「おはよう」「こんにちは」「いくら?」
といった部分ですね。
海外でも日本でも、基本世の中はビジネス・商売で成り立っています。
「お金を出してものを買う、サービスを買う」
この仕組みはどこの国でも変わりません。
だからこそシンプルに、
「なになにがほしい」「いくら?」
の意思疎通ができれば、大半は問題なく過ごしていくことができます。
最初は少ない単語しかわからなくても、回数を重ねるごとに必要な言葉や言い回しは覚えていくものです。
恥ずかしがらず、自信を持っていきましょう。
世界一周に必要な英語のレベルの考え方
英語をたくさん勉強することは大いに有意義なことですが、一つ注意点としては、
ネイティブレベルの語学力を目指さない
ことです。
わかりきっているとは思いますが、我々は日本人です。海外の人からしたら、どっからどう見ても英語が話せる人とは思えないでしょう。
だからこそ、英語は基本ベースとして、話せなくていいのです。
ネイティブがどうとか、気にするだけ時間がもったいないです。
ガンガン話していくのがいいのではないでしょうか。
また、僕の経験談として、
ネイティブになんてすぐにはなれない
です。
人は、何年、何十年とその土地で過ごし、自然とその国で使われている言語に順応していくものです。
日本人の感覚からすると、「ちゃんと話せないと恥ずかしい」みたいな部分もあるかもしれませんが、はっきり言って、そんな感覚は一切必要ありません。
拙くとも、その土地で使われる言葉を自分で発しようとしているのが大事です。
自分で自分の言葉を伝える、その行動こそが誠意です。そして、その誠意は相手にも必ず伝わります。
①アメリカに行って、流暢な日本語しか話さない人
②アメリカに行って、拙くても英語を話そうとする人
どちらが好感を持てるでしょうか?答えは決まっていますよね、確実に②です。
きっと我々が逆の立場でもそう思うのではないでしょうか。
日本に来て、頑張って日本語を使おうとしてくれる海外の方には、尊敬の念を抱くはずです。
英語を話せるようになりたいと思ったきっかけ
誰にだって、「英語を話せるようになりたい」と思ったきっかけがアルと思います。
例として、僕が
“このままではダメだ!!英語を勉強しよう!!!”
と思った経験を紹介します。
とある旅路の途中、世界一周を始めて2ヶ国目のベトナムでの出来事です。
1ヶ国目の中国では、英語を話せなくても、筆談や漢字からの読み取りで旅できました。
ベトナムに入ると、街行く人と英語でやりとりをするようになります。
そうなると、食堂や宿、歩いているときの人との会話は英語になっていきます。
僕が一番無力感を感じたのは、ベトナムでバスの乗車金額でコンダクター(バスガイド的な人)と揉めたとき。
その男性は、確実にぼったくろうとして嘘を言っていました。
サパという山間の町から麓の町へ帰ろうとしていたときのことです。
簡単に言うと、そのコンダクターの人は客引きで、バスに乗る前は僕に「50円だよー!」と言っていたのに、乗車していざお金を払おうとすると「500円だ!」となったみたいなことです。
“いやー、50円って言ったじゃん!!”って僕は思いましたし、普通に嘘を平然と疲れていることに憤りの感情も生まれました。
今振り返れば、嘘だということを周りの人もわかるように説明できますが、当時の僕にはできませんでした。
そこでコンダクターと僕とで
“乗る前こう言った、だから払わない”
“いや言ってない、とにかく払え”の言い合いになります。
言い合いが進むと、コンダクターはバスを止めて、「お金を払わないならお前の荷物を捨てるぞ」的な流れになりました。トランクを開けて、手には僕の荷物を持っています。
ここは山道、今降ろされてもどうしようもないので、渋々100円を払いました。
ずっと揉めていても仕方ないので、その場はコンダクターの言う金額を払い、降車地点まで行きました。
周りにいた英語を話せる現地の人も、「100円は適正価格だよ」」とも教えてくれましたし、現に現地の人も払っていました。
僕は現地人でなければ、英語を話せるわけでもないので、ただ怒っている感情を出すしかできない状況でした。
まあ、適正料金なるものを払ったのですが、気持ちだけは悶々としていました。
それは、嘘をついた売り手はもちろん、なにも説明できなかった自分自身にも。
言語(英語)が話せないと、怒ることもできないのか、と落胆した自分を覚えています。(自分が怒っていることを意思表示できない。)
だからこそ、「このままではいけない、英語を話して意思表示できるようになろう!」と思ったのが僕の英語学習の原点です!
世界一周で必要な英語の基本的なフレーズ
世界一周で必要な英語のフレーズは、本当に基本的なもので充分です。
こんにちは
ありがとう
これはいくら?
このあたりは、最低限覚えておきたいです。もはや、誰もが知っている最低限レベルでしょう。
きっと皆さん小中学校で習っていると思います。
基本的なやりとりができるとなったあとは、自分の望み次第。
もっと現地の人や誰かと話したいと思うかどうか、そこですね。
話せる言葉の数だけ、誰かとコミュニケーションを取ることができるのも事実です。
実際、話せる数だけ世界が広がるというのは紛れもない事実だと思います。
当たり前ですが、人と人は言語を通してやりとりして考えを交わしていくものです。
そのため、コミュニケーションの第一歩としての言葉というのは非常に重要となります。
どんな言葉でも、自分から発してみる、それだけで世界が変わるかも知れませんね。
現地の方にとって、現地の言葉を話してもらえるのは嬉しいものです。
英語を話す人が多い国の割合
英語、英語、言っておりますが、世界的に見れば英語を流暢に操る国の方が少数です。
英語が母国語とするのは、全世界の5%程の5億人弱ぐらいで、それ以外の95%は、我々日本人同様に自国の言葉が母国語です。
だから、英語をうまく話せなくて大丈夫なんです!心配することはありません!
僕たちは日本語をうまく使えていますし、英語は第2言語でもなんでもない中、意思疎通できるぐらいは話せている、本来それで充分なんです。
英語に挑戦している、その意識で堂々と英語を話していきましょう!
実際、英語は話さなければ絶対に上達はしませんし、下手でもいいからどんどん話していくのがなにより大切です!
開き直ったような心持ちで英語を使っていきましょう。
とはいえ、世界の共通語としてはやはり英語が流通しております。
“英語をまずは話してコミュニケーションを図る”のが基本と考えておくのがいいです。
これを読んでいるあなたは、きっと充分英語を話せているので、心配なさらずどんどん英語を駆使していってください!
世界一周に必要な英語レベルのさいごに
英語は武器になりますが、コミュニケーションの手段です。
話せるに越したことはないですが、話せなくても充分旅を楽しむことはできます。
是非、英語レベルに心配せず、旅に出ましょう!
あなたの旅路が素敵なものであることを願っています!