はじめに
どんな国でもどんな人でも、その国で育てば自然とその国のマナーと持った人間になります。
日本人はとてもマナーに律儀な人種です。
それ自体はきっと素晴らしいことですが、変えていったほうがいいのでは?と思うマナーもあります。
今回は旅を続けてきた僕が思う「日本人ができたほうがいいマナーや持っていたほうがいい感覚」を紹介させていただきます。
日本人の持つべきマナーや感覚5選
マナーはマナーであり、法律ではありません。
ここでは、僕が旅して感じることを挙げていきます。
別に守っていないからと言って罰せられる訳でもありませんし、旅する上で支障もないのかもしれません。
とはいえ、その国にはその国のマナーがあり、それを履き違えていると、知らない間に変なレッテルを貼られたり、自分自身が損をしてしまうことだってあります。
それでは順番に見ていきましょう。
「わからない」をハッキリと言う
日本人はとかく曖昧な表現を使いがちです。
質問に対する答えに有りがちな”曖昧表現”も、日本人の特性を表していると言えます。
”わかるorわからない”、”できるorできない”など、答えはどっちでもいいと思いますが、意思表示はハッキリとしていきたいものです。
海外では自分の意見をちゃんと伝えないとわかってもらえないので、遠慮などせずにしっかりと自分の意思を伝える努力をしていきたいものですね。
やはり母国語でない分、「自分はなにを考えているのか」をハッキリ伝えるのは、誰と付き合っていく上でも最低限のマナーの一つであると思うものです。
笑顔で乗り切ろうとしない
笑顔はもちろんなによりも素晴らしいものです。
それは僕自身も存じていますし、世界的に見ても笑顔はなによりのコミュニケーションの手段の一つです。
しかし、それを盾に無難に乗り切ろうとするのはやめましょう、とも思います。
”とりあえず笑顔で笑っておけばここは収まる”と思っていても、それが通用するのは日本ぐらいかもしれません。
やはり日本人は揉めるのがあまり好きではない文化なので、僕も理解できる部分もありますが、笑顔だけでなんでも切り抜けようとするのはあまり良く思われないフシも感じて取れたりします。
ときには真顔であっても、しっかりと受け答えをしたほうが相手にとっても良いコミュニケーションが取れるのかもしれませんね。
コミュニケーションを積極的に取る
日本人はコミュニケーション不足と言われるぐらい、他者に対しての積極性が少ない傾向にあります。
それは控えめな性格を持つ我々の良い点でもあるのかもしれませんが、もう少しオープンに積極的に誰かにアクションを起こしてもいいかもしれません。
そうでなければ相手に自分の感情や気持ちは伝わりません。
日本人独特の”空気を読む”や”意思を汲み取る”なんて文化は海外には存在しません。
その分日本人は、相手を思いやることができる能力は高いと思うので、もっと積極的に相手に対してコミュニケーションを取ることを意識していきたいものですね。
良いサービスにはチップなどの対価を払う
海外には”チップ”の文化があります。
逆にチップの概念が全くと言っていいほどない日本の方が珍しいぐらいです。
それ故に、チップに関して”払いたくない”と考える人も少なくありません。
この感覚は僕もわかります。
”チップって強制なの?”って思ったりもします。
もちろん強制ではありません。
とは言え、もはや強制みたいになっている国もあるので注意は必要です。
個人的には、「良いサービス」には対価を払う名目でチップを払うのは大切だと思います。
この辺りはもう日本と海外で感覚が違うので、マインドを海外基準に変えていく視点は大切かもしれません。
“お客様は神様精神”を捨てる
日本ほど客側と店側で上下関係ができている国もそうそうないでしょう。
少し異常と思えるくらい、日本はお客さんが偉い感覚が漂っています。
しかしその認識も海外に出れば「日本でしかあり得ない感覚」に過ぎないことを実感することでしょう。
基本的に海外では客側と店側は対等な関係です。それがお互いにとってラクな関係でもあると思います。
”お金を払っているからエラい”なんてものは、古き日本の悪しき感覚です。
自分の感覚を今一度考え直して旅を続けていくと、面倒なトラブルに遭遇することも少なくなるかもしれませんね。
さいごに
「日本人が持つべきマナーや感覚5選」いかがでしょうか。
我々が日本人であることは変えようがないので、その部分には胸を張り、変えるべき所はしっかりと変えて、海外においても順応していきましょう!
いつのときも快適に旅を続けていきたいものですね!
皆さんのこれからの旅路が笑顔で溢れるものであることを願っています。
ご愛読ありがとうございました!