皆さんは世界を巡る中で「嫌い」と感じる国はありますか?
”好きな国を挙げて”と言われてたら、たぶんそれぞれの人の頭にすぐに浮かぶと思います。
では、嫌いな国はどうでしょうか?
パッと浮かんでくる人はいるでしょうか?
「好き」があれば「嫌い」もあるわけで、決して「嫌い」が悪い感情ではないと思っています。
「嫌い」という日本語は少し意味合いが強くなってしまうので多少使うのを躊躇いますが、ここでの「嫌い」は ”もうー、だからこの国は!” と憤ったりした思い出の多い国のこととも言い換えることができます。
それゆえに、”だけどなんだか憎めないんだよねー” の気持ちも入ったりしています。
今回は僕が考える「嫌いな国ベスト5」をランキング形式で発表します。
みなさんも自分だけのランキングを作ってみたりすると面白いかも知れません。
僕が嫌いな国ベスト5
それでは、5位から順番に「僕の嫌いな国」を見ていきましょう。
実際の所は、嫌いな国なんてものは僕にはありません。
どんな国にも良い所やいい思い出はあり、簡単に嫌いになることはできません。
嫌いというのは、心底嫌と言うわけでなく、嫌な思いをしたり、喧嘩したり、辛い思い出も確実に残っている国です。
まあ言ってしまうと、それだけ自分の中で印象が強い国、ということです。
皆さんの今後の旅の参考になれば幸いです。
5位:アルゼンチン
まだ ”コロナ” が世界中に蔓延していない頃、2020年の2月のことです。
僕たち夫婦は街中で明らかな罵声を浴びたりしました。
それは、
「コロナ」という言葉を投げつけられたり
明らかに他の人と接する態度が違ったり
嫌悪感にも似た感情をぶつけられり
といったものなど様々です。
それはその時その瞬間であれば、仕方のないことだったのかもしれません。
本当の本当は、アルゼンチンの方が素敵なことを僕は知っています。
誰だって間違いは犯すもの、人々の意識もまだまだ変わっていく余地はあるでしょう。
コロナで数多くの飛行機がキャンセルになっていく中、ブエノス・アイレスの空港で我々を気遣って助けてくれたのもアルゼンチンのスタッフの方々でした。
また会うときは、気さくなアルゼンチン人達に会いたいものです!
4位:中国
中国はもう本当に人が多いです。
それゆえにか、我を通す文化、が根付いているような気がします。
列への横入りは普通だったり、道につばをはいたり、禁煙場所でタバコを吸ったり、日本ではありえないことが頻繁に起こり得ます。
”マナー”という言葉があってないような国です。
すごく優しい人が多いのも中国、人が多ければその分いい人も悪い人もたくさんいることでしょう。
3位:インド
インドは本当に人間のるつぼのような場所です。
どんな種類の人間でもいるんじゃないか?と言いたくなるような「人の多さ」と「人の濃」さがインドの特徴です。
フレンドリーに話しかけてくれる人はいますが、そうでない方も多数存在します。
彼らの別け隔てなさと言いますか、その潔い程の図々しいしさには、困惑した人も多いのではないでしょうか?
道を歩けば、至る所で声をかけられます。
”もうインド人にはうんざり。一旦誰も話しかけてこないで!” なんて思ってしまうこともあります。
好きがあれば、その分大嫌いな場所でもあります。
2位:エチオピア
エチオピアの客引きに蔓延する行為、それは後出しジャンケンです。
要は、自分が言ったことを後から平気で変えてくることを指します。
最初は”その金額でいい”と言ってくれたからそのバスに乗ったのに、いざ料金を払う段階にくると”いやその金額ではダメ、もっと高い金を払わないとバスを下ろす”みたいなことを簡単に言ってきます。
しかも彼らがすごいのは、どんだけ粘り強く対応しても、一向に折れないことです。
「もうわかった払うわ」とこちらが払えば、すんなりなにもなかったかのように事態は収束します。
彼らと喧嘩せずに旅を終えた旅人はいないのではないでしょうか。
エチオピアに一人で向かう旅人に方は、心してかかってください。
1位:タンザニア
映えある1位は、タンザニアです。
また客引きの話になりますが、タンザニアのバスターミナル周辺は、
「嘘つく、しつこい、からんでくる人が多い」がつまっています。
我々旅行者を見るやいなや、客の取り合いが客引き同士で始まるほどです。
先述のエチオピアと並んで、世界2大ウザい国のトップを独走していると言っていいでしょう。
今思い出せば、彼らも生きるのに必死でしたでしょうし、そのあまりに馬鹿すぎる素直さにクスッともしますが、旅している当時は相当うっとうしいと思ったのも事実です。
またいつかタンザニアを訪れることがあったら、「そうそうこれこれ!このうっとうしさだよ!」と懐かしむようになるかもしれませんね。
さいごに
僕が選ぶ「嫌いな国ランキングベスト5」いかがでしょうか。
挙げてみると、悪い印象ももちろんあるけど、それだけ自分にとって存在や思い出が大きいとも言えるなーと感じます。
好きな国もまた訪れたら嫌いになるかもしれませんし、その逆もあります。
要は自分とその国の肌が合わないってだけのことかもしれません。
いつのときも素直な心で向き合っていたいですね。
それだけ自分にとって印象の深い場所、だからこそ大事にしていきたいものです。
ご愛読ありがとうございました!