はじめに
皆さんお気に入りの朝陽はありますか?お気に入りの夕陽はありますか?
きっとそれぞれがそれぞれのベスト朝陽やベスト夕陽を持っていることでしょう。
今回は僕が世界を巡る中で出会うことができた、素敵な朝陽と夕陽についてお話しいたします。
皆さんの朝陽と夕陽のベストスポットと一緒のものがあるでしょうか?
朝陽と夕陽のベストスポット3選
僕が出会ってきた世界中の朝陽と夕陽の中から、ベストなものを3つずつ紹介します。
世界中を旅して、自分のお気に入りの朝陽や夕陽を探し続けましょう!
朝陽
まずは朝陽からです。
朝陽ほど一日を過ごすパワーをくれるものはありません。
富士山 / 日本
こちらの朝陽は、日本人として外せないものがあります。
僕自身は富士山への信仰心があるわけでも、山が好きなわけでもありませんが、やっぱり富士山の山頂から見る朝陽は特別なものです。
「日本で一番高い場所からの朝陽」なんてフレーズもどこか特別感を増してくれます。
眼下に広がる雲海や樹海、真正面に浮かんでくる朝陽、そんなことを考えながら朝陽を眺めていると、富士山登山の大変な思いや、引いてはこれまでの人生の全ての辛さを労ってくれるかのような気持ちになることができます。
綺麗な朝陽には、特別なパワーがあるのかもしれませんね。
たくさんの人が富士山山頂からのご来光を目指して、大変な思いをしながらも登りたい気持ちが少しはわかる気がしました。
サバンナ / ケニア
「今日も新たな一日が始まる」
そんなことを思わせてくれるのがサバンナでの朝陽です。
サバンナではたくさんの動物が生きており、”食うか食われるか”の生々しい世界が毎日存在しています。
今日の朝陽を見れたものが、明日の朝陽を見れるとは限りません。
そんな厳しい世界です。
僕もサファリでサバンナを訪れ、たくさんの動物を目にして楽しませてもらいましたが、ここ地球では「毎日懸命に一生を生きているものだらけ」なのだと改めて考えさせられた朝陽でした。
ヴィランクーロ / モザンビーク
アフリカ大陸の南、モザンビーク。その中にある小さな漁村「ヴィランクーロ」。
男たちは朝早くから漁に繰り出し、その日に食べる魚や売りに出す魚を捕らえに海に向かいます。
正に”生きるために漁に出る”、そんな世界が当たり前の光景になっています。
早朝の海には、漁に出る人々の船がたくさんあり、海は船で一杯になります。
漁に出る船達の群れと、その後ろの海外線の向こうから上がってくる朝陽が、まるで一つの絵画かのように美しいものでした。
夕陽
次は夕陽です。
夕陽ほど心を穏やかにしてくるものはありません。
サンタモニカビーチ / アメリカ
アメリカはロサンゼルス、西海岸に面するビーチと言えばサンタモニカビーチです。
ここは観光地ともなっており、連日多くの観光客で賑わいます。
ルート66の終着点とも言われ、始まりとも終わりとも言える場所。
このサンタモニカビーチから見える夕陽は、太平洋に落ちていきます。つまり、この場所で見る夕陽は、数時間後には日本で見る朝陽になるわけです。
僕の初めての世界一周の最後の目的地は、ここサンタモニカビーチでした。
その場所に至るまでの一年の旅路を振り返ったりしていたことを思い出します。
「全ては、見えないけど繋がっている」
サンタモニカビーチに沈んでいく夕陽を自分の旅や人生に重ね合わせたりして、感慨深い気持ちになったのを覚えています。
ナミブ砂漠 / ナミビア
全てが紅に染まる。そんな言葉が似合うのが、ナミブ砂漠での夕陽です。
元々の砂の成分により、どこか赤っぽい色をしているのがナミブ砂漠の特徴です。
そんなナミブ砂漠は、夕陽の時間になると、より一層赤みを増し、赤とも朱とも紅とも言えるような世界を我々に見してくれます。
辺り一面が紅い砂の世界は、とても美しいものです。
なんだかずっと見ていたくなる、そんな気分にさせてくれます。
ダーウィン / オーストラリア
ワーキングホリデーで過ごしたオーストラリアの地。その生活の終わりにオーストラリア大陸を車で縦断しました。
南のアデレードから北のダーウィンまで。約4,000kmを旅しました。
そして辿り着いたオーストラリアの北の街、ダーウィン。
そこが僕のワーホリ生活最後の目的地でした。
一年過ごしたオーストラリアでのワーキングホリデー生活の終わりに夕陽を見たのも相まって、とても情緒的な気持ちになったのを覚えています。
どこか日本の夏祭りのような雰囲気が漂うミンディルビーチマーケットも開催されていて、なんだか嬉しい懐かしい気持ちにもさせてもらいました。
「色々と上手くいかないこともあるけど、人生は楽しむためにある」
そんなかけがえのないことを再認識させてくれる夕陽でした。
さいごに
僕が選ぶ「朝陽と夕陽のベストスポット3選」いかがでしょうか。
朝陽と夕陽は同じ太陽と言えど、趣が違います。
朝陽は「一日の始まりを彩るもの」
夕陽は「一日の終りを慈しむもの」
そんな印象を持つ2つのものだからこそ、人々の心を揺さぶるのかもしれません。
これからどれだけ世界が変わっていったとしても、人々は朝陽や夕陽を眺め続けるのでしょう。
皆さんのこれからの旅の時間の中で、ゆっくりと朝陽や夕陽を眺める時間があることを願っています。
ご愛読ありがとうございました!