モーリタニアという国、あなたはご存知でしょうか?
「モーリタニアってどこだよ!」とか「そもそも国の名前なの?」なんて声が聞こえてきそうですが、素敵な魅力を持った国なのです。
今回はそのモーリタニアの魅力をお話させていただきます。
是非あなたの次の目的地の一つに、モーリタニアも入れてみてください!
モーリタニアの魅力
我々日本人にはあまり馴染みがない、砂漠の国・モーリタニアの魅力をお話しいたします。
個人的には非常に個性的で面白い国だと思いますので、是非モロッコやセネガルに行った際には、次の目的地としての選択肢に入れてみてもいいのではないでしょうか。
旅をする人達の中でもあまり有名ではない砂漠の国の魅力、少しでも皆さんにお伝えできれば幸いです。
モーリタニアの場所
モロッコの南、セネガルの北、に位置するのがモーリタニアです。
基本的にあまりモーリタニア単体を目がけて旅行する人はいないと思うので、モロッコからセネガルに南下する過程で自ずと通ることになるかと思います。
モロッコ-モーリタニア-セネガル間は、陸路で旅をすることができ、飛行機で飛ぶのはどこかもったいないです。
一カ国ずつ国がガラッと変わるので、旅をしていて楽しい場所でもあるので、是非バスなどを利用しての陸路で周ることをおすすめします。
モーリタニアへの行き方
日本からモーリタニアへの飛行機の直通便はありません。どこかの国を経由して向かう必要がありません。
その点一つとっても、如何にモーリタニアを始めとするアフリカ諸国と日本が国交がないかを鑑みることができます。
モーリタニアへ行きたい場合は、基本的には陸路で行くことになりますが、陸路で行くのが個人的にはおすすめでもあります。
モロッコやセネガルから向かうのが一般的で、バスやシェアタクシー等で国境まで行き、自分で国境を越え、モーリタニアへ入国するわけであります。
モーリタニアの特徴
ここでは、おすすめするモーリタニアという国の特徴についてお話いたします。
どんな国なのかイメージできない方もいるかと思いますので、、ざっくりの概要を掴んでいただければと思います。
砂漠地帯が多い
モーリタニアは、砂だらけの砂漠の国です。
国土の大半が砂漠に覆われ、人々が住んでいる場所はそんなに多くはありません。
とはいえ、都市部はしっかりとした街として機能しているため、街と砂漠が入り混じっている印象と言えます。
ベルベル人と呼ばれる、古くから砂漠に住んでいる民族も一定数います。
ムスリムが多い
モーリタニアは、ムスリム(つまり、イスラム教)の国です。
中東には、ムスリムの国々はいくつかありますが、ここモーリタニアは割とイスラム教のしきたりに厳格な国でもあります。
その厳格さが垣間見れるのが、人々の服装です。
ほぼみんなムスリムの衣装を着て、同じ格好をしています。
外を歩けば、街行く人はみんな同じ衣装を身に纏っている、そんな景色が目に入ってきます。
市場になんて行ってみると、もう同じ衣装だらけで面白いものです。
また、外にいるのはほぼ男性で、女性はよっぽど出歩いていません。
食堂や宿など、室内ではもちろん見かけますが、その辺りも宗教への厳格さが滲み出ている特徴であると感じます。
親切な人が多い
モーリタニアは、親切な人が多いです。
道を尋ねればすぐに教えてくれたり、困っていたら助けようとしてくれたり、旅をしていて感じる現地の人の優しさがそこにはあります。
彼らの公用語はアラビア語であるため、基本的な会話はなかなか難しいです。
旅をする上での最低限のやり取りは、多少の単語さえ覚えておけばなんとかなりますが、普通の会話さえもするのは大変な労力が必要です。
話せたとしても、片言のアラビア語や多少のフランス語を交えてのコミュニケーションになるので、日本人にとっては非常に対話の難易度が高いです。
それでも、その違いをを気にさせない雰囲気や優しさがそこにはあります。
日本へのタコの輸出量1位
こちらは国民性や文化とは違いますが、クスッとなる事実ではないでしょうか。
日本で我々が普段食べているタコ、それは輸入に頼る部分があるかとは思いますが、その輸入先の1位がモーリタニアみたいです。
その事実を知っている日本人が一体どれだけいるでしょうか?恐らく誰もいないと思います。
日本とモーリタニアなんて何も関係があるとは僕も行くまでは知りませんでしたが、繋がっていないようでどこかで繋がっているものですね!
モーリタニアの実際の部分
ここでは、実際にモーリタニアの街を歩いた僕自身の経験談をお話いたします。
モーリタニアのイメージをするために役立ててくださいませ。
衣装を着るとグッド
モーリタニアの方々は、イスラム教特有の衣装を来ていると先程お伝えいたしましたが、その衣装を身に纏っている僕にも非常に有効的に接してくれました。
僕も市場でお気に入りの色やデザインのものを買い、街を歩いてみました。
特になにも意識していませんでしたが、街を歩く現地の方にも異国の人間が自分たちの国の衣装を来ているのはしっかりと映っているようで、すれ違うときなどに笑顔で「グッド!」など言ってもらえました。
やはり、自分たちの代々の衣装を着てもらえるのは嬉しいものなのでしょうか。
それよりも僕としては、「良いと思ったことをちゃんとその人に伝える」優しさに感銘を受けました。
お土産屋が全然ない
モーリタニアは基本的に観光業で成り立っている国ではないので、お土産屋さんという概念が恐らくありません。
僕も妻と一緒になにかモーリタニアに来た印を買おうと街中歩きましたが、お土産らしきものはなにも見つけることができなかった覚えがあります。
いつかモーリタニアにもお土産屋ができるぐらい観光客が来るようになるといいなと思ったものです。
モーリタニアの言語
モーリタニアの言語は、アラビア語です。
言語一つを見てもムスリムの文化があります。
正に、中東とアフリカの共存ですね!
英語も基本的には通じないので、
モーリタニアの街
ヌアディブ
モーリタニアの第2の都市。
モロッコとモーリタニアの間にある「西サハラ」地域に入る際の起点となる町でもあります。
シンゲッティ
モーリタニアの一番の観光スポットとも言えるのがシンゲッティです。
シンゲッティは、広大なサハラ砂漠の入り口に面した町であり、砂漠の中のオアシス的役割を担っています。
現地の人に砂漠を見下ろせる場所まで案内してもらい、砂漠を眺めたことを思い出します。
「ここから向こう400㎞先まで砂漠が続いているよ。」
なんてことを言っていました。
気の遠くなるほど遠くの地まで砂漠が続いている、そんなリアルを感じることができる数少ない場所でもあるのではないでしょうか。
ヌアクショット
モーリタニアの首都・ヌアクショット。
モーリタニアの中では一番栄えている街になりますが、正直な所都会とは程遠いものではあります。
見どころに関しては大したものはありませんが、街を行く人々の民族衣装やモーリタニアならではの人柄を堪能するのがいいでしょう。
さいごに
本記事でお伝えしたモーリタニアの魅力、少しは感じていただけたでしょうか。
モーリタニアは、非常に個性的な国で、いつ訪れてもまた面白い発見があることでしょう。
是非ご自身の目でモーリタニアの今を探してみてください!
ご愛読ありがとうございました!