世界広しと言えども、モロッコほど魅力的な街が多く存在する国は他にありません。
そう言い切れるほどに、モロッコには旅を楽しめる街の要素が沢山あります。
「モロッコには興味あるけど、一体どこの街に行けばいいの?」
「マラケシュ?砂漠?どこに行けばいいかわからない。」
そんなあなたの疑問にお答えいたします。
この記事を読めば、あなたもモロッコに行きたくて仕方なくなることでしょう!
モロッコとは
モロッコは、アフリカ大陸の西の一番上、ヨーロッパとアフリカを繋ぐ架け橋のような位置にあります。
その場所ゆえに、アフリカとヨーロッパ、そして中東の文化が入り混じった非常にオリジナルでユニークな国の文化が存在します。
肌感覚で言うと、アフリカ人というよりは、アラブ(中東)の人の感覚の方が近いかもしれません。
モロッコは世界中から旅人を呼んでやまない素晴らしい観光地がたくさんありますが、その中でも着目したいのは、街そのものがバラエティ豊かで魅力に溢れている点です。
きっとどの街に訪れても楽しめること間違いないでしょう!
モロッコのおすすめの街9選
モロッコを一周した僕が選ぶおすすめの街を9つ紹介いたします!
このおすすめの街に行けば、あなたもモロッコの魅力に虜になり、僕がモロッコをおすすめする理由がわかることかと思います。
それでは、皆さんの旅の参考にお使いくださいませ。
マラケシュ
まず一番のおすすめは、マラケシュです!
“the・モロッコ”のイメージを創り上げているのがマラケシュではないかと思います。
マラケシュのなによりの魅力は、フナ広場と呼ばれるとんでもなく大きい規模の広場です!
フナ広場は、マラケシュの旧市街に位置する場所にあり、一大観光名所となっております。
昼から広場や周辺市場には行商がたくさんのものを売っており、屋台やお店がたくさんあり、モロッコで買いたいものはその場所へ行けばなんでも手に入ることでしょう。
フナ広場の一番の魅力は、その活気そのものです!
昼間からたくさんの人が歩いていますが、夜になるに連れてその本領を発揮していきます。
モロッコはその気候がらか、夜の方が外に人が多い傾向にあります。昼間は家でのんびりしているのでしょうかね。
広場に溢れかえる人々
どこからか立つ湯気
漂ってくる美味しそうな匂い
キラキラと輝くアクセサリー
アラビアンナイトな世界がそこには存在しています!
フェズ
個人的にはフェズも「the・モロッコ」のいち役を担っていると思っています。
マラケシュが広場なら、フェズは迷宮です!
もう旧市街そのものが迷路のように入り組んでおり、所見で迷わずに周るのはほぼ不可能と言われており、その迷宮そのものが魅力ともなっているわけです。
その迷うべき迷宮の中の一つの観光スポットとされているのが、皮なめしです!
皆さん、皮なめしとはなにかご存知でしょうか?
皮なめしとは、モロッコの伝統品でもある革製品の元となる動物の皮を柔らかくしていく作業のことです。
なめす行為を経て、皮は革へと変わっていくのです。
ここフェスでは、その皮なめしの工程を見ることができます。
職人さんたちが一つ一つなめしていく行為は、一見の価値があることでしょう。
シャウエン
モロッコの街の中である意味一番有名なのは、青の街・シャウエンかもしれません!
街全体が青色を貴重とした建物で埋め尽くされており、その美しさやファンタジーさは、何冊もの本で紹介されています。
よく記事でありがちなのが、”青の街”とされていても実際は青の部分が全然少なかったりと、現実とイメージに乖離があるものですが、ここシャウエンは違います!
イメージ通り、いやイメージを超えるぐらいの青が我々を待ってくれているのです。
旧市街の一角などは、周り一面「青」みたいな場所もザラにあります。
不思議でもあり、美しくもある青の街、一見の価値がある場所と言っていいでしょう。
エッサウィラ
港町・エッサウィラ。
ここでは、商売人や砂漠のイメージの強いモロッコの海の部分と触れ合うことができます。
港の周りは市場のようになっていて、海独特に匂いが漂い、空にはかもめが飛び、漁師たちは採れた魚を売ったり、まるで海の物語の世界に中にいるかのような感覚にさせてくれます。
海といえども、リゾートなどではなく、漁師の町といった感じです。
旧市街を歩けば、いつものモロッコの賑やかさが出迎えてくれ、通りを歩くだけで楽しい気分にしてくれることでしょう。
海沿いゆえに、海鮮系のタジン鍋が味わいやすいのもおすすめですね。
メルズーガ
モロッコで忘れていけないのが、サハラ砂漠でしょう。
そのサハラ砂漠の入り口となるのが、メルズーガです。
メルズーガでは、1泊2日のキャメルツアーにて砂漠を堪能することができます。
ラクダの背中に乗り砂漠を行く、どこかの本の世界でありそうな夢に見た景色がそこにはあります。
ツアーはシンプルで、昼過ぎにメルズーガの町を出て、ラクダの背に乗りながら砂漠を進み、テントでキャンプをし、次の日の朝に帰ってくる内容です。
サハラ砂漠の砂丘の上から、極上の夕焼けや朝焼けを見たり、夜はテントで現地の音楽を聴いたり、ただただゆったりと楽しい贅沢な時間がそこには流れていることでしょう。
どこまでも続く砂の山を見ながら、旅や人生について、きっとあなたも考えてしまうのではないでしょうか。
トドラ
続いては、渓谷です。
トドラへ行くなら、「ロッククライミング」と言われる程、世界的にロッククライミングの有名な場所として知られています。
ロッククライミングとは、単純に言えば「岩を登る」スポーツです。トドラ渓谷は、渓谷というだけあり、クライミングするのに丁度いい斜面の岩壁がたくさん存在しています。
世界中からクライマーが練習をしに訪れるのはもちろん、素人の旅行者でも体験クライミングをすることもできます。
ちゃんとしたインストラクターがついて教えてくれるので、安全面は問題ありません。
僕も妻と一緒に体験してみましたが、スリルと隣り合わせでアドレナリンが体中に溢れる感覚がしたのを覚えています。
是非モロッコに行った際は、ロッククライミングにもチャレンジしてみてください!
ワルザザート
ワルザザードといえば、アイト=ベン=ハッドゥです!
こちらモロッコの中でも有名な世界遺産となっております。
簡単に言えば、遥か昔に作られた集落なのですが、その歴史的背景や素晴らしさから世界遺産にも登録されている訳です。
まるで映画の舞台になりそうな「土の芸術」とでも言いましょうか。
遠くから見ると、お城のように要塞として機能していたことが伺い知れます。
ここまで現存された状態で残っているものは珍しく、遥か昔を思い起こし旅人の探究心をくすぐってくれるのではないでしょうか。
ラバト
あまり観光地としては知られていない、ラバト。
実はモロッコの首都はラバトとなっています。ご存知でしたでしょうか?
マラケシュが商売の一大都市であるなら、経済の代表都市がラバトです。
首都であるがゆえにオフィスビル等がしっかりと立っていたり、これといったなにかがあるわけではありませんが、首都としてのモロッコを観るのも旅行のコースに入れてみてもいいかもしれませんね。
カサブランカ
こちらもあまり目立ったなにかがあるわけではありませんが、気になるのは名前の響きです!
カサブランカ、なんだか気になる行ってみたくなる名前ですよね。
観光スポットとしては、海沿いに立つモスクなどが有名です。
ラバトから電車で1〜2時間程で行けるので、一日のピクニック感覚でラバト滞在の合間に行ってみるのもいいのではないでしょうか。
さいごに
モロッコの魅力的な街のおすすめ、いかがでしょうか。
書き出しただけでも魅力的な街に溢れたモロッコ、楽しそうな気持ちが伝わりましたら嬉しい限りです。
この記事を読むことで、あなたもモロッコに行きたくなったのではないでしょうか。
是非ご自身の目や足で、好きな街を探す旅に出てみてください!
ご愛読ありがとうございました!