広い世界の中の限られた魅力溢れる場所、コーカサス地方!
皆さん「コーカサス」と呼ばれる場所をご存知でしょうか?
知っている方は、その場所の魅力を誰よりもきっと感じていることでしょう!
知らない方もこの機会に知っていただき、是非旅の行く先の選択肢として考えていただければと存じます。
コーカサスは地方の名前であり、日本人にはさほど有名ではありませんが、誰かにおすすめしたくなるほど魅力いっぱいの場所となっております。
実はこのコーカサス地方、旅人はもちろん、最近の旅先として人気であり、日本でもじわじわと人気が出ているのです。
コーカサスとは
コーカサスとは、ユーラシア大陸の真ん中辺りにあるコーカサス山脈に接する国々を指す、コーカサス地方の呼称になります。
黒海とカスピ海に挟まれた地域であり、世界的に見れば非常に小さく限定されたエリアであり、国数というと3つの国が位置するだけの大きさになっています。
そのコーカサス地方に属する3ヶ国が、
ジョージア・アゼルバイジャン・アルメニア
の3つとなります
この3カ国は、地理としてはアジアにありながら、町並みはヨーロッパだったり、旧ソ連のエリアでもあったため公用語がロシア語だったりします。
なかなかに不思議な性質をもった国々であります。
コーカサスの3つの国
コーカサス諸国、それがコーカサス地方に属する3つの国です。
この3つの国は、元々は旧ソ連の国でありましたが、現在は独立しており、それぞれが独特の魅力を放っています。
その魅力を説明し、存分に興味を持っていただければ嬉しい限りです。
それでは、順番に見ていきましょう!
ジョージア
おすすめ都市:トビリシ、カズベキ、クタイシ、メスティア、ウシュグリ、バトゥミ
旅人が大好きな国、ジョージアからです!
旅人の中では、好きな国ランキング1位に挙げる人もいるくらい人気の国であります。
その理由は、
景色も人も料理も物価も交通も、旅人が懸念する事項が全て最高レベルであるから!
と言い切れるところにあると言えます。
まず景色は、他の国にも劣らず素晴らしい自然が多くあります。
特に山!山に関してはカズベキやメスティアなど、魅力的な山々が心を高ぶらせてくれるでしょう。
ジョージアの自然を見るだけでも、行く価値があると断言できます。
人々も、気さくな人が多く、ロシア語文化であるがゆえにコミュニケーションが取りづらい部分はあるものの、愉快な優しさに心を癒やされる人も多いのではないでしょうか。
そして、料理。
ジョージア料理は旅人の中でも有名な、美味しい料理です。ジョージア料理が世界一という旅人もいるぐらいです。
その次に物価。ヨーロッパばりの町並みの中、物価はアジアで、最大限の恩恵をうけることができます。有り難いこと、この上ないでしょう。
交通も抜群で、旅をしやすいこと、この上なしです。
安い上に交通の便も良く、旅に適していると言えるのでしょう。
上記の理由から、如何にジョージアが旅人に人気なのか、その理由がわかるのではないでしょうか!
アゼルバイジャン
おすすめ都市:バクー
オイルマネーで経済的に成長をしている、知る人ぞ知る国なのが、アゼルバイジャンです!
首都はバクーであり、世界中からたくさんの人が訪れる多くのジャンルのイベントが開催されていたりします。
バクーと言えば、旧市街が一番の観光名所です。
新市街も近くにあり、古くからのある町並みと新しい町並みの対比も面白いものでしょう。
「フレイムタワー」と呼ばれる、炎の形をかたどっているような3本のビルが街のシンボルです。
昼間は普通のビルですが、夜になるとビル全体がライトアップのようなプロジェクトマッピングのような形で光を放ちます。
その内容は時間ごとに変化し続けるため、カラフルなものを見ることができたりと、人々の興味を飽きさせません。
アルメニア
おすすめ都市:エレバン、ゴリス
アルメニアは、キリスト教を国教としていることもあり、教会を始めとする古くからの建築物がたくさんあります。
どれも自然と共存する形で保存されており、その景色はどこをとってもオリジナルの魅力を放ちます。
また個人的に感覚では、他の2ヶ国よりも街行く人の顔が笑顔の方が多いのが嬉しい印象を受けました!
旧ロシア圏の方々は、比較的笑わない文化の継承されている方が多く、ときに”怒っているのかな?”なんて印象をもってしまいがちです。
それがこのアルメニアは、たくさんの人が笑顔を振り向けてくれ、街歩きも楽しくなった覚えが大きくあります。
いつの場所でも、大切なのは”笑顔”なのかもしれませんね!
コーカサスのすすめ
コーカサスは、たった3ヶ国から成る小さなエリアですが、その魅力はバラエティに富み、各々の国が各々の魅力を持っています。
3つ国があるがゆえに、難しい政治周りの問題も多々ありますが、その3つのパワーバランスがうまい具合に国々の魅力にも繋がっているのではないでしょうか。
コーカサスは、他の地域から飛行機で飛んでくる方法で入国することになるかと思いますが、どこから飛んでも割と安い航空券を探すことができます。
どの国に行くにも日本人はビザはいらないので、気軽に行くことができ、簡単に飛行機で飛んでいってみるのもいいのではないでしょうか!
航空券の安さ一つも、コーカサスを訪れるべき理由の一つとなり得るでしょう!
治安もすこぶる良く、暗くなっても子どもたちが遊んでおり、その安心感は異国のものであっても嬉しいものです!
ルートとしては、ジョージアかアゼルバイジャンから先に巡ることをおすすめします。
仮にアルメニアから入った場合、政治的関係上、アゼルバイジャンに入国を拒否される場合もあります。
我々旅人には立ち入れない、難しい問題がその土地々々には古くからあるものです。
彼らの文化を壊さずに、大切なものは大切にし、それぞれの場所を楽しめるといいですね!
さいごに
「旅人がみんな好きなコーカサス地方へ行こう!」いかがでしょうか。
ヨーロッパともアジアとも分類できるコーカサス、どちらに分けずとも、コーカサスはコーカサスとして充分独立した魅力を持っています。
この記事を読んで、少しでもコーカサスに興味を持ってくれる人がいれば、それがなによりです。
皆さんのこれからの旅先の一つに、コーカサスが追加されることを願っています。
ご愛読ありがとうございました!