「世界一なにもかもが常識を超えたぶっ飛んだ国」、
そう聞いて、みなさんどこか頭に浮かぶでしょうか!
先に答えからお話しましょう!
数多くの世界の国の中での映えある「世界一のぶっ飛んだ国」は、
マダガスカル
です!
もうぶっちぎりで断言できます!
そもそもですが、皆さんはマダガスカルという国をご存知ですか?
そして、そのマダガスカルがどこにあるかご存知でしょうか?
ちなみに、僕が旅してきて”どこがよかった?”と聞かれると必ず答えるのが「マダガスカル」です!
100ヶ国旅をしてきても、ぶっちぎりでマダガスカルが良いと答えれる理由はなんだと思いますか?
それは、
マダガスカルが放つマダガスカルらしさ
とでも言いましょうか、
アフリカ人もびっくりの、マダガスカル特有のぶっ飛び具合に他なりません。
そしてなにより、どこの国にもないようなオリジナルな魅力を持っていることです。
皆さんがマダガスカルに行ってみたいと思えるよう、説明させていただきます!
マダガスカルについて
マダガスカルと聞くとなにを思い浮かべるでしょうか!
きっとお笑い芸人ゴージャスさんのネタの「マダガスカル!」とかディズニー映画とかでしょうか。
恐らく特になにも知らないか興味ない人がほとんどかと思います。
旅人であれば、バオバブ街道は世界の絶景の一つとして知っているかもしれませんね!
大半の人は、そこまで知らないって人の方がほとんどだと思うので、今回はマダガスカルという国について説明していければと思います!
マダガスカルの言語
マダガスカルの公用語はマダガスカル語(通称:マダガシ)です。
フランスに統治されていた歴史もあるため、人々はフランス語も話すことができます。
その代わり、英語はほぼ誰一人話すことはできないレベルなので気をつけましょう。
基本はフランス語かマダガスカル語を話して、現地の方とコミュニケーションを取るのがいいかと思います。
英語に関しては、いくら話せても相手にもされませんので要注意です。
大変ですが、その土地に入ったら、その土地の言葉を使っていきたいものですね!
個人的経験から言うと、やっぱり現地の母国語であるマダガスカル語を話すのが一番いいと思います。
もう態度が全然違います!
英語よりもフランス語、フランス語よりもマダガスカル語、それが現地の人の態度にもしっっかりと表れます。
誰だって、自国の言語を話してくれる人には優しくしたくなるものでしょうね。
マダガスカルの通貨
マダガスカルの通貨は、アリアリです。
なんだか可愛い響きですよね!
1アリアリ = 0.035円。
だいたい100アリアリ以上(3.5円以上)からの値でやりとりをしている感じで、ご飯だったたら3000アリアリ(100円)とかの金額感です。
桁が大きくなっていくイメージですね!
マダガスカルのビザ
マダガスカルに入国の際はビザが必要です。
ただ、アライバルで取得できるので、そんなに深く考える必要はありません。
空港に行って、ビザを買う形ですんなり取得できます。
注意点としては、ユーロか現地通貨のアリアリ払いなので、ユーロを用意する必要がある点でしょうか。
ただ例えユーロがなく、着いたばかりでアリアリがなくても、多分大丈夫です。
僕の友達は、ユーロもアリアリもないパターンで、ビザ対応の検査官に「ちょっと出たとこにあるATMでお金下ろしてきていい?」と尋ねて、問題なく了承もらって現地通貨をATMで下ろしてビザ代を払ったらしいです。
そんな裏ワザがあったとは、って感じですね。
通常だったらダメって言われそうな所ですんなりOKもらえてしまう辺り、マダガスカルらしさが出ています。
ちなみに僕はしっかりユーロを用意して支払いました。
マダガスカルの魅力について
マダガスカルの数え切れないほどの魅力についてお話いたします。
バオバブや猿、乗り物や海など、どれもマダガスカルのオリジナルのものばかりです。
あなたもきっとマダガスカルが好きになることでしょう。
バオバブ街道
バオバブ街道は、マダガスカルの一大観光地であり、世界的にみても非常に有名な場所です。
マダガスカルの中のムルンダバという町の近くにある大型のバオバブ乱立地帯を指します。
通りを囲むようにバオバブが生え揃い、その様はまるで異世界であるかのようです。
夜明けから日の入りまで、楽しむことができます。
その姿、形、雰囲気、どれをとっても唯一無二であり、異形とも言えるその姿は、なんだか非常に美しく見えるものです。
どこか違う惑星に来たかのような、そんな不思議な世界を堪能できるのがバオバブ街道の魅力と言ってもいいでしょう。
ツィタカクイケ(世界最大のバオバブ)
世界最大のバオバブ、それはどんなものかご存知でしょうか?
そのデカさ、全経30mほど、もはや木ではなく、一つの施設かの如く、堂々と立ち尽くしています。
その姿はもはや大きすぎて、バオバブと言っていいのかわからないほどのものです。
もうバオバブ街道のバオバブと同じ種類の植物と呼んでいいのだろうか、との疑問も思えてきます。
なんにせよ、なにを差し置いてもでかいです!!
下に小さく写っているのが、僕の妻です。
人間なんて本当にちっぽけに映るぐらいのものですね。
胴回りでかすぎるでしょ!って声を大にして言っても足りないぐらい、規格外の規模のデカさです!
でかいものが大好きな僕としては、テンション上がる特別な一本と言ったところではありました。
バオバブ一つとっても、こんなに成長するのだと、世界の不思議を感じたものです。
ちびバオバブ群生地帯
ちびバオバブ群生地は、もはやナメック星です。
いきなりなにもない場所に突如現れる、ちびバオバブ達。
可愛さもあり、不思議さもあり、人々の興味を惹いてやみません。
まるでバオバブ達が踊っているかのように見えてきます。
バオバブ街道のバオバブは、背が高く一本びっしりと天高く伸びているのに対して、ちびバオバブ達はどこかボテッとしていて、一本一本姿形も全然違います。
場所によってバオバブの体型まで変わってしまうなんて、なんとも面白いですね!
バオバブ街道はもちろん有名ですが、こちらのちびバオバブ群生地帯も負けず劣らず素敵な場所ではないでしょうか!
ベローシファカ(横っ飛びの猿)
マダガスカルは、バオバブだけではありません。
横っ飛びの猿・ベローシファカも有名です。
マダガスカルと言うと、ワオキツネザル(通称:マキ)が固有種として基本的には有名です。
もちろん珍しいですし、マダガスカルの固有種なので、出会えることはラッキーに他なりません。
ただ、割と比較的目にすることが可能で、日本の動物園でも見ることができます。
しかし、シファカはそうはいきません。
簡単には見ることはできず、我々から出向かないとまず出会えません。
ベローシファカに出会うなら、マダガスカルの南部・フォールドファンに行く必要があります。
その町から車で行けるナハプーナ動物保護区にシファカはいるのです。
本当に横に飛ぶ姿を目にすると、きっと驚きと可愛さが両方襲ってきます。
シファカは基本前に歩いて進むことはできず、横っ飛びを介してしか前に進むことができないみたいで、なんともクスッとくるような姿を我々に見せてくれます。
ムルンダバのバオバブ街道を見にいくツアーでもシファカを見に行く行程はありますが、あちらはシファカを見ることはできても横っ飛びの姿はまず見ることはできません。
シファカは基本的に木の上にいるからです。陸に下りる必要がなければ、見つけたとしてもまず下に下りてくることはなく、横っ飛びも見れないわけです。
それがナハプーナの保護区にいるシファカは、その警戒心のなさからなのか、全然陸上を横っ飛びで動きまくってます。
なんで前に普通に歩けないのか、その進化の具合が悲しくもあり愉快さも感じさせ、よりシファカが好きになることでしょう。
タクシーブルース
もはやアトラクションと言ってもいいのが、タクシーブルース。
タクシーブルースとは、大型のバンとでもいいましょうか、日本でいうと救急車ぐらいのサイズの乗り物です。
だいたい15人乗りぐらいでしょうか。
その乗り物はタクシーブルースと呼ばれ、マダガスカルでは近距離も長距離も全ての移動はタクシーブルースです。
このタクシーブルースが、マダガスカルの特徴とも言われるようにぶっ飛んでいるのも面白い点です。
なにがすごいってその荷物の載せ方はもちろん、それでOKと思える人々のハチャメチャさです。
日本だったら完全に積載オーバーで捕まります。
彼らの辞書に「載せれない」の言葉はないかもしれません。
また、マダガスカルの道路事情は抜群に悪く、国土の大半以上はアスファルトがしっかり機能しておらず、でこぼこのオフロードみたいな道だらけです。
ハッキリ言って快適な移動はマダガスカルにはありません!
僕が訪れた100カ国の中でも、一番印象深い移動だったのが上記のトラック移動です。
トラックの荷台に100人ぐらいが押し込まれ、40時間ぐらいの移動です。
快適とは程遠く、マダガスカルの末恐ろしさを感じたものでした。笑
ノシ・イランジャ
マダガスカルは海も綺麗です!
マダガスカルの北部、ノシベと呼ばれる島は、マダガスカルの観光地として栄えている場所でもあります。
そのノシベからボートツアーで行くことができるのが、ノシ・イランジャです。
ノシ・イランジャでは美しい海はもちろんのこと、潮の満ち引きの関係で現れる隣の小島へと続く道がなんとも素晴らしいです。
その海の色や取り巻く情景が綺麗すぎて、ただただ見とれていました。
マダガスカルのすすめ
マダガスカルの魅力は、そのハチャメチャ具合にあり、僕は「ぶっ飛んでいる」の言葉でいつもまとめています。
しかし実際のところ、言葉だけではその魅力は語り尽くせませんし、口で説明した所で理解してもらえるとも思いません。
思うにその魅力は、”マダガスカルに行けばわかる” と言ったところでしょうか。
彼らのなんでも自分たちでやりきっていく底力には、異国にただの旅行者ながら呆気に取られてしまうほどのものです。
マダガスカルはバオバブだけだと思っていると、そのポテンシャルの高さにきっとびっくりすることでしょう。
不思議な木を見るために、横っ飛びの猿を見るために、過積載の車を見に行くために、マダガスカルへ行きましょう。
さいごに
マダガスカルは、世界でも類をみない程独自の発展をし続けている国です。
その魅力や面白さを是非肌で感じてみてほしいと思います。
皆さんのこれからの旅先にマダガスカルが少しでも候補に上がったりしたら、それがなによりです。
次の旅先にマダガスカルはいかかでしょうか?