世界一周の始め方

【旅のトラブル】世界一周で僕が実際に遭遇したトラブルとその対策と旅人の心構えまとめ!




旅をする中で、皆さんはどれだけの出来事に出会ってきたでしょうか?

僕は大なり小なりのトラブルはあるものの、計5年間の旅の中で6個のトラブルに出会ってきました。

その経験から、これから旅をする方々にアドバイスを含め、トラブルへの考え方をお伝えしたいと思います。

僕の経験が、これから旅をする人々の役に立てば幸いです!

旅する上で必要なトラブルへの前提意識

旅をする上で、トラブルは誰もにつきものです。

なにもない旅など、きっとどこにもありません。

嬉しいことも楽しいこともたくさん起こるように、辛く悲しいことも度々あるでしょう。

そんな出来事に対面したときも、心の持ちよう一つで出来事の意味は変わります。

僕が旅の中で出会ってしまったことは、もう取り戻せないし、それはそれで仕方のないことです。

とはいえ、これからの皆さんには同じように悲劇にさいなまれてほしくないので、そのトラブル一つ一つの改善点や対策をお伝えします。

我々旅人が持っておきたい結論として、

「他人を簡単に信頼しない」

その一言に尽きます。

これは、マイナスな意味でもなければ、後ろめたい意味の言葉でもなく、ただただその通りの言葉として受け取っていただければと思います。

世の中には何十億という本当にたくさんの人が生きており、その全ての人が信頼に値するかどうかはわからないものです。

日本という小さな島国でさえも、裏切りや犯罪が多々起こっているわけで、世界ではその何倍もの出来事が起きていると考えておいたほうがいいでしょう。

日本人が考える以上に、世界の人々は日々生きるために必死です。

騙す人、襲う人、近寄ってくる人、そういった人には、僕らに近づいてくるだけの意味があります。

人を信じるのは美しいことですが、それはただやみくもに全員を信じるのではなく、

”信じるに値する人を信じよう”

といったことではないかと存じます。

そして、人を信じるのなら、

例え裏切られるような出来事が起きても、その人を信じきれるか?

といった感覚を持ち、信じることへの観点を心の根っこにおいてほしいと思います。

そうでないと、その信頼はいずれ人間不信に繋がっていってしまいます。

旅する上での基本の5つの心構え

旅をする上で必要な「心の持ちよう」なる「心構え」を5つお伝えいたします。

僕が旅をしてきた上で得た認識を、心構えとして説明させていただきます。

旅をする上での心に持っておきたいスタンスとしておきましょう。

ひとまず以下の5つをキチンと心がけておけば、余計なトラブルに合うこともなくなることでしょう。

「日本だったらどうするか?」を常に心に持っておく

”この状況は日本だったらありえるか?”の観点で物事を見つめる視点は、旅をする中で最も必要です。

海外では、街中で他人に話しかけられたり、他人の家に招待されたり、他人の結婚式に招待されたりする事態が悠々にして起こります。

その声をかけられた出来事事態は嬉しいかもしれませんが、冷静にその場面を見つめることも考えてみてみましょう。

「日本だったらその状況は普通なのか?ありえるのか?」の観点で状況を見てみてください。

きっと客観的にその状況を見つめることができることでしょう。

”あなたは、出会ってその日にその人の家に行きますか?”

”あなたは、その人の知り合いに過ぎないのに結婚式に行ったりしますか?”

みたいなことです。

中には本当に好意や善意で、家に誘ったり結婚式に誘ったりしてくれる人もいるので、見極めは難しいところですけどね!

「日本人であること」を心に持っておく

僕らは日本人であり、その根本的に事実は誰にも変えることはできません。

世界を歩けば、至るところで話しかけられたりすることでしょう。

誰だって、海外で見知らぬ誰かに興味を持ってもらえるのは嬉しいものです。

ただその「近寄り」には、よからぬ理由が含まれている可能性もありえます。

世界的に見れば、日本人は「お金持ち」であり、「カモ」であります。

日本人ほど、騙しやすく、説得させやすく、お金を払ってくれる人種はいないかもしれません。

それは日本人が持つ性格や国民性がそうさせている部分もあるでしょうし、被害に遭っている人が多いことからも証明されています。

世界中の良からぬことを企む奴らから、日本人は”なにかをしてもいい対象”と思われていることを自覚しましょう。

他人をむやみやたらに信頼しすぎない

世界を旅していれば、たくさんの出会いがあり、素晴らしい出会いに胸を焦がすこともあるでしょう。

しかし、他人はどこまでいっても他人です。

家族でも仲間でもない他人をうかつに信頼するのはやめましょう。

異国で出会って数日の人を簡単に信じてしまうのは、軽率と捉えられても仕方ありません。

人を信じることは素晴らしいことですが、盲目的に

あくまで「信じるに値する人」に対しての行動であって、誰彼構わず信じよう、ということではないように思います。

他人は他人、これは世界を旅するものの鉄則です。

お金に関することはシビアに対応する

どんなトラブルも、結局はお金に関することに携わっていることが大半です。

僕が出会ったトラブルも、基本はお金を失うことに直結するものばかりでした。

やはり、お金と世界は切っても切れません。

悲しいですが、確実にお金があるからこそ、余計な犯罪も起きたりするのでしょう。

だからこそ、お金に対してはしっかりと真剣に考えたほうがいいかと思います。

旅をする中で、”ここではお金を払うことが正解なのか、そうでないのか” そう思う場面もきっとたくさんあることでしょう。

お金に対することにはなにがどうであろうとシビアに考えていきましょう。

「怪しい状況かどうか?」を考える

いつのときも、「この状況はおかしくないか?」といった客観的かつ冷静な目でその場を見るようにしておきましょう。

うまい話はそんなどこにもあるわけがありません。

「普通だったらこんなことありえるかな?」と立ち止まったり考え直すことも必要です。

自分だけが幸運に出会うなんて状況も、道を歩いていて普通に起こりうるわけがありません。

海外では比べる対象がいないので、自分がいる状況が”ラッキーかも” なんてときもあるかもしれません。

しかし、ラッキーとも思える状況が、実は危ない状況へ繋がっているかもしれないのです。

いつのときも心はクールに、その場のその状況を冷静に見る習慣をつけましょう。

僕の遭遇した被害から伝えれるトラブル対策

僕が旅をする中で出会った被害に対しての対策を簡単にまとめました。

詳しくは、各々の出来事をまとめた記事があるので、そちらをご覧ください。

対策だけではなく、そのトラブルから学んだこと等もまとめてあります。

皆さんが旅をする上での参考に少しでもなれば幸いです。

ここでは、【被害内容:被害に遭った国:被害に遭った年月】で順番に列挙しています。

【ぼったくり:中国:2012年4月】

【概要】

・道で会った人と酒を飲みに行き、法外な金額を要求される。

【トラブル対策】

・知らない人をむやみに仲良くなりすぎない

・簡単に2人で飲みに行かない

・おかしいのであれば払わない意思を貫く

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【詐欺:カンボジア:2012年5月】

【概要】

・道で話しかけられた人の家に行き、トランプゲームをする中で、相手に大金を渡してしまう。

【トラブル対策】

・知らない人の家に行かない

・うまい話に飛びつかない

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【カード紛失&不正利用:タイ:2012年6月】

【概要】

・ポケットに入れていたキャッシュカードを紛失し、不正利用されお金を降ろされてしまう。

【トラブル対策】

・カードや貴重品はくれぐれも用心して保管する

・持ち物はしつこいぐらい厳重にチェックして管理する

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【iPhone盗難”:シンガポール:2012年7月】

【概要】

・泊まった宿で、寝ている間に携帯電話を盗まれる。

【トラブル対策】

・部屋の中でも最低限のセキュリティ管理を徹底する

・同じ部屋の人であっても安易に信用しない

世界一周で実際に僕が出会った悲劇その4!「iPhone盗難」はじめに 皆さんは旅中なにかを盗まれたことはありますか? 旅に盗難は付き物です。 誰もが大なり小なりなにか盗まれたことがあ...

【集団詐欺:インド:2012年9月】

【概要】

・町で話した人から田舎の結婚式に誘われ、その村で重大な劇場型詐欺に巻き込まれ、最終的には日本へ強制帰国。

【トラブル対策】

・知らない人についていかない

・変な状況ではないか?を考える

・警察に捕まってもおかしくない状況を考える

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【ひったくり:ウガンダ:2016年3月】

【概要】

・道路で信号待ちをしているところ、すれ違い様にバイクの人にショルダーバッグをひったくられる。

【トラブル対策】

・どんな瞬間も油断しない

・盗られてもいいもの以外持ち歩かない

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トラブルへの心の持ちよう

どんな旅であっても、トラブルに遭わないに越したことはありません。

わざわざ自らトラブルに飛び込んでいく人は、よほどのモノ好きでない限り、きっといないことでしょう。

本来トラブルは誰だって遭いたくないし、安全に旅をすることこそ旅の大前提であります。

ただ、トラブルに遭わないことだけを考えすぎるあまり、なにも行動を起こせないようになってしまってはもったいないです。

トラブルが起こりうることはしっかりと受け止めて、自分がどう対応していくかが、旅をする上では非常に大切です!

自分の中の境界線をしっかりと決めて、「これ以上はしない」といった線さえあれば、なにが起きても柔軟に対応していけることでしょう。

例えば、”誰かの家に一人では行かない” とか “誰かとの予定は明るいうちに済ます” など、個人単位で考えれることは色々とあります。

海外は、日本に比べれば確実に危険やトラブルは遭遇しやすくなります。

異国の人と見れば、なにかしらの行為を働こうと考える輩は少なからずいるものです。

せっかく海外に行ったのであれば、どんなトラブルへの準備も万端にして、降りかかるトラブルにも対応していけるといいですね!

さいごに

「世界一周で僕が実際に遭遇したトラブルとその対策と旅人の心構えまとめ」いかがでしょうか?

どんな出来事にも必ずメッセージがあります。

僕も悲しい出来事の中からたくさんのことを学び今も旅をし、今後も旅を続けたいと思っっています。

トラブルに遭わない安全な旅に越したことはありませんが、どんな出来事からもメッセージを感じられるようにありたいものですね!

皆さんのこれからの旅路が悲劇ではなく、喜劇のように喜びに溢れたものであることを願っています!

ご愛読ありがとうございました!