はじめに
皆さんの世界一周はどんな思い出があるでしょうか?
僕には、悲劇と言いたくなるようなトラブルで溢れています。
もちろん、楽しかった思い出もステキな時間も溢れていますが、「もう味わいたくない。」なんて苦い体験もあるものです。
特に世界一周を始めた頃の僕は旅の初心者中の初心者。
今だったら”アホだなー”と思える行動をたくさんしていました。
今回は僕なりの悲劇とでも言いましょうか、なにか大きなトラブルに巻き込まれたわけではなく、完全に僕の未熟さが溢れて出た行為です。
起きた事態の大きさで言うと、前回や前々回ほどのインパクトはありませんが、それでも僕にとっては苦い体験となりました。
笑いたくても笑えない思い出がたくさんあります。
今回はそんな悲劇の一つを、前回に引き続き第3弾として話させていただきます。
どうか、笑っていただけたら幸いです。
今回の概要
内容:キャッシュカード紛失&不正引き落とし
時期:2012年6月(世界一周に出て二ヶ月が経った頃)
場所:バンコク(タイ)
状況:お金を引き下ろそうとした所
被害額:28,000バーツ(当時のレート:約7万円)
世界一周で実際にあった悲劇:その3
「バンコクでキャッシュカードを失い不正利用される」
今回は”キャッシュカード紛失”と”不正利用”のダブルパンチです。
結局お金関係が一番凹みますよね。
とはいえ、毎回身体だけは無事に済んでいるので、それはそれで恵まれているなーとも思います。
振り返ってみても穴ぼこだらけの旅人で、”あの頃はよく死なずに旅していたなー”と思うものです。
お金は後で稼げばいいですけど、身体になにかしらあったらもう笑えませんからね。
いつのときも気をつけて旅を続けていきたいものです。
クレジットカードの紛失
それはタイのチェンマイからバンコクに移動してきた後に起きました。
バンコクのカオサンロードのATMでお金をおろそうと思ったとき、
”あれ、キャッシュカードがない!!!”
”えっ、ポケットに入れていたはずなのに!(ちなみにこのときの僕は貴重品ベルトや旅用の財布などは持っておらず、ポケットに現金をいれていました。なんて不用心なのでしょうか。。)”
”いやー、どこだ?思い出せ、俺。”
と一気にパニックが襲ってきました。
必死に記憶を遡ると、思い出せるのは移動の前にチェンマイの街中のATMでお金を下ろしたときのこと。
そこからカード自体を見た覚えはありません。
憶測ではありますが、”たぶんチェンマイでATMからカードを抜き忘れたのだろう。” とのことで着地しました。
マジで焦りましたが、焦っても仕方なく、探しても見つかるはずもなく、ただただ落胆することしかできませんでした。
また、自分の不甲斐なさに頭を抱える時間が過ぎました。
不正利用の通知
そしてキャッシュパスポートには不正利用の通知が来ていました。
しかも、約3万円と約4万円の計7万円が下ろされている。
見に覚えのない引き落としのメール、これは確実に誰か自分とは違う人が下ろしていることを確信します。
「うわー、やられたー。」
重なるショックと共に、心の声もとっさに口に出していたと思います。
キャッシュカードを落としたこともショックでしたが、それを不正利用されて引き落とされていることもショックでした。
すぐキャッシュパスポートの窓口にに連絡して事の顛末を伝えましたが、返金対応はしてもらえませんでした。
基本的にキャッシュパスポートも普通のキャッシュカード同様に暗証番号を使わないと引き落ろせないようになっています。それは日本の感覚と同じです。
つまり、
僕のカードを拾ったとしても、暗証番号を知らない限りお金を下ろすことはできないはずなので、不正利用は起きない
との回答でした。
自分の感覚としては、自分がお金を下ろしていないことは明らかでしたが、それを証明する術もなく、泣き寝入りするしかありませんでした。
即座にお金が下ろされるデビットカードは、不正利用されてもなかなか返金対応が難しいことも知りました。
今回の悲劇が教えてくれたこと
悲劇は毎回自分に必要で大切なことを教えてくれます。
悔しいし悲しいことも旅では多々起きますが、簡単にへこたれてはいられません。
起きたことは人生の教訓にして、これからの未来に活かしていかなければいけませんね!
「今起きたことは、今の自分に必要だったこと」
僕はそう思うようにして、旅を続けることにしています。
皆さんも悲劇やトラブル一つに負けずに旅を続けてくださいね!
今回の悲劇が教えてくれたこと
行きあたりばったりはどこかで痛い目にあう
カードは大切な場所を決めて保管する
自分の行動を証明できることが返金には必要
クレジットカードの不正利用ならまだしも、デビット系のプリペイドカードの不正利用は対応してくれない
さいごに
「世界一周で実際に僕が出会った悲劇その3」いかがでしょうか。
今回はただただ自分の管理のずさんさが招いた事件となりました。
キャッシュカードを無くすことは、自分の旅を終わらせざるを得ない事態になる可能性を秘めています。
いつのときもお金に関することには敏感にいないといけませんね。
皆さんのこれからの旅路が、安心や安堵感に満ち溢れたものであることを願っています。
ご愛読ありがとうございました!